小アルカナの構成 | Luminareo

小アルカナの構成

2014-07-10

小アルカナの構成

うん、
タロット裏面の柄を考えてたときに、大アルカナの構造以外にも考えてたことがある。
それは、まず4つのスートってどういうことなのかということ。
そして、小アルカナの構成のこと。


4つのスートがどういうことかっていうのは、各スートのエースのところでまとめるので、ここには書きませんですよ。

RWS版とトート版

ところで、RWS版の数札なんだけど、ワンドとソードだけが10に行くほど妙に辛い感じで、カップとペンタクルだけが10に行くほど妙に幸せってのには、瀬野にはどうしても承服しかねるんだよね。

1から10に至るまで、各スートで平等に辛くなるか、平等に幸せになれよって思うぞ。


それに対して、トート版タロットの小アルカナは4つのスートの各エースが、その要素の根源を表してて、エースを除いた各スートの2~10の数札が、占星術の36デカンに対応してて、キング・クイーン・ナイト・ペイジがそれぞれ4大元素に対応してる形なんですが、キング・クイーン・ナイト・ペイジがそれぞれ4大元素に対応するってのが実にシステマティックで、オールマイティーで、分かりやすくて、良かったんですよね。
正直、よく言われる「コートカードは人物とみなす」っていう意味の取り方は全くと言っていいほど全然ピンとこなすぎて、瀬野は20年くらい往生したよ。

あと、1が根源で、2~4が活動宮、5~6が不動宮、7~10が柔軟宮っていうのも発現して発展してくっていう展開が見えて、これもほんとすごいキレイ。
スッキリしてて超かっこええと思ったんですよ。

なんで、瀬野、タロットを自作するなら小アルカナの構造はトート版を見習う形で行こうと思う訳です。

36デカンとの対応

ついでに黄金の夜明け団とかトートタロットで採用されてる、占星術の36デカンと各スート2~10の対応を書いとこう。
覚書だよ!

(2018-02-27 追記)
以前ここには自己解釈の小アルカナ36デカン対応を書いてたんですが、「小アルカナ 36デカン」で検索するとこのページがトップに引っかかってきてしまうため、自己解釈のものは取り下げました。
長らく誤解を招いていたであろうことをお詫びします。
……それがさ、フェイスってただ惑星を順番に機械的に当てはめてるだけなのが嘘くさいので超個人的に嫌いなんで、そのことを明記してここに瀬野のオリジナルタロット用の独自解釈を載せてた訳ですが、その瀬野の独自解釈をそのまんま転載して「デカンの支配星です」とか掲げてる恥ずかしい占星術講座のサイトを見つけちゃいましてだなぁ……
それでもですよ、きちんとした占星術本やタロット本を当たったり、海外のまじめな占星術研究サイトを巡れば、フェイスとは何かということや、正確なデカンとフェイスの対応の情報とかはすぐにわらわら出てくるはずよ?
こっちはむしろ「デカンと惑星の対応違いますよ」ってツッコミが来るだろうと覚悟してたところだったんですがね?

サインデカンフェイス小アルカナ
白羊宮0度~10度火星ワンドの2
10度~20度太陽ワンドの3
20度~30度金星ワンドの4
金牛宮0度~10度水星ペンタクルの5
10度~20度ペンタクルの6
20度~30度土星ペンタクルの7
双児宮0度~10度木星ソードの8
10度~20度火星ソードの9
20度~30度太陽ソードの10
巨蟹宮0度~10度金星カップの2
10度~20度水星カップの3
20度~30度カップの4
獅子宮0度~10度土星ワンドの5
10度~20度木星ワンドの6
20度~30度火星ワンドの7
処女宮0度~10度太陽ペンタクルの8
10度~20度金星ペンタクルの9
20度~30度水星ペンタクルの10
天秤宮0度~10度ソードの2
10度~20度土星ソードの3
20度~30度木星ソードの4
天蝎宮0度~10度火星カップの5
10度~20度太陽カップの6
20度~30度金星カップの7
人馬宮0度~10度水星ワンドの8
10度~20度ワンドの9
20度~30度土星ワンドの10
磨羯宮0度~10度木星ペンタクルの2
10度~20度火星ペンタクルの3
20度~30度太陽ペンタクルの4
宝瓶宮0度~10度金星ソードの5
10度~20度水星ソードの6
20度~30度ソードの7
双魚宮0度~10度土星カップの8
10度~20度木星カップの9
20度~30度火星カップの10

ところで、十二宮について書いてるとさ、なんかこう、黄金聖闘士がまぶたの裏に浮かぶよね。
ムウとアイオリアとアイオロス、アルデバランとシャカとシュラ、サガと老師とカミュ、デスマスクとミロとアフロディーテが組なのかー、とか。
車田先生ったら火の星座大好きで、水の星座は冷遇してるかもー、みたいな。

ところで目下瀬野が一番応援してるのは、蟹座のデストール姐さんです。
初め「うわぁ蟹座がまた(以下略」だったですが、今やあのキャラなのに何故かカコイイです。
がんばれ姐さん!!

エースから10までの展開

瀬野が考えてる数札の展開は、無理に言葉にすると大体こんな感じで考えたらいいんじゃないかなぁと考えてる。

普通だと数秘術を当てはめるべきところだけど、数秘術ってかなり雰囲気ものというか、人によって言ってることに凄い差があるんだよね。
だから瀬野的に数秘術をとらえるなら、こういう枠組みかなぁと思ってる。

……あのね、これは瀬野の考えだからね?
大事なことだからもう一度言うけど、これは瀬野の勝手な考えとか、自己解釈だからね?

数字性格サブ性格要はどういうことか
A根源(なし)純粋な要素の発現
2活動対の要素の発現・対立・バランス
3要素が現実に現れ始める
4要素が現実で安定する・停止
5不動要素が現実で不和を起こす
6要素が最も美しい形で現実と調和
7要素が対のものに変質し始める
8柔軟変質した要素と元の要素が釣り合う
9現実での要素の完成・完結
10あり過ぎ・もはや変質しきったもの

活動っていうのは、そのスートとか性格について学んでる感じ。守破離の守って感じ。
不動っていうのは、学んだことを自在に使いこなしている感じ。守破離の破。
柔軟っていうのは、学んだことを踏まえて新たな方へ向かう感じ。守破離の離。

対の要素っていうのは、各エースのリバース的な感じで。
2は、一つのカードの中に純粋な要素と反対の要素が存在する。

6から先は、要素は現実の中にしっかり根差しているんだけど、その中で要素そのものが段々対の要素へと変質していく感じ。
9は「陰と陽と両方あって完成」という感じ。


これは現在のひっじょーにざっくりしたイメージですよ。
各カードの詳細を考えるときに、もうちょっと詰めます。

ご高覧の皆様にはきっと生暖かいお気持ちにおなりあそばされるだろうが言わずにはおれない蛇足

(2018-03-14 追記)

さてさて。
これは2018年に瀬野が言われて本当に腹が立ったことなんだが、「このページの小アルカナの守破離って、典拠はあるのか?」という物言いをされてな。
特にその物言いが、どちらかというと「GD文書などの歴史的な根拠によるものじゃなくて、お前の好き勝手なデタラメだろそれ?」という釘刺しのようなニュアンスだったのに心底腹が立った。

物言いをしてきた人物は内外のデジタル資料や実物の資料をとにかく精力的に収集しており、資料の掘り出し方には一目置かれている人物でしたが、しかし、資料をただ搔き集めて、単にその読んだ内容をリーディングに反映させていってるだけなんでしょうかね?

……相手があまりに偉そうだったことに今だに腹しか立たんので、痛さ最高Maxなこと承知でぶちまけるわ。


他人を混乱に陥れる、好き勝手なデタラメの説を掲載して大変失礼いたしましたなぁ。

それにしても、最近始めた人はいいですなぁ。
特にここ10年以内はタロットを歴史的にも意味的にもとても真摯に解説した非常に良い解説書が雨後の筍の如く出、ネットじゃ海外の図書館の資料も閲覧できて、「正しい説」が容易に手に入る。

しかしですよ。
占いやタロットも始めて数年じゃ、タロットそのものや各札の意味を自分の世界観に沿って一から考察しなおすなんて手の届く範囲じゃなかろうよ。
その年数じゃ、資料を集めて先人たちの説を追っかけ、そこから外れないように、それらの良いとこ取りをするので精いっぱいだろうよ。

そんな、札の意味を己の人生の体験と自分の感覚に落とし込めてない状態の占い師が、勝手に相手を見くびるなや。

今の年代の日本では、タロット占術や西洋占星術は、なかなか人口に膾炙した占術でね。
鑑定こそしておらずとも、30年40年と、資料の少ない中独自の経験を積んで研究と研鑽を続けてきた歴戦の伏兵がゴロゴロしてる占術だ。

そりゃ、瀬野だってタロットをいじくり続けて2019年で30年を超えたが、各札の解釈ってのはまだまだですよ。
自分にとって腑に落ちる、体験につながる解釈をまだまだ模索してる最中だ。

しかし、だからって、ケツに付いてる殻がモロ見えの占い師に、偉そうに釘を刺される筋合いなんぞ微塵もないわ。

いやだって、奴が「気付いたこと」としてSNSに投稿してる話がさ、こっちとしちゃ周回遅れな話ばっかなんよ……。
こちとら10年以上前に友人たちと思い至った話でドヤられてもさぁ……SNSはもっと初心者もライトな人も多いからいいねたくさんついてるけどさぁ……。

いやさ、「タロット始めて経験の浅いやつが他人を指導するな」って話じゃないんだ。
「他者が独自に積み重ねてきた自身の経験や思索による見解を、同意できないからといって、偉そうに見下してその本人を修正すんな」って言うの。

占い師として客を取るにしろ取らないにしろタロットを「術」として続けてきた人間が、札を全て一から考察してデザインするということは、「己の積み重ねた試行錯誤をもとに自分自身の魔術を確立する」ことなんだ。

このタロットのコーナーに瀬野が書いてる一連の記事は、タロットを自分の「術」として再構築して己の腑に落とそうと四苦八苦してもがいてる跡でな。
このコーナーに書き連ねてることだけは、既存の資料や誰かの考えのまとめや転載じゃないんだ。

ていうか既存の資料の転載なら、うちのサイトは「誰の書いたもので、どこに掲載された資料か」いつも冒頭にがっつり書いてるだろ?
もっともそういう気づかいやら注意書きやらを、文面は読めても意味を理解できんのが他人だってこたぁ最近になってやっと気が付いたことだけどさ!
このサイトの他の占術のページは、ぶっちゃけ瀬野の経験が浅いんで、そういう既存の資料をまとめただけのものが多いから、それらと一緒に見えたのかも知らんけどな。

だがな。
タロットだけはな、瀬野にとっては、子供のころから人生これまで一番辛かった時にもずっとこの己と一緒にあった占術でな。
タロットだけは自分の血肉なんだ。

成人していい年こいてから始めた奴にこの感覚が分かるものか。

タロットを一から構築するということは、私にとっちゃ自分の術を作ることであり、己自身の経験を見直して整理し理解しなおす事でもあるんだ。

貴様は、私の人生を馬鹿にしたんだ。


ま。
このページを読んだ通りかかりの他人、私ではない赤の他人にとっちゃ、この文章が誰かの資料のまるごと転載であろうが、書き手が己の頭で考えてひねり出して書いたものであろうが、関係ないし区別もないただの駄文でしかないし、ましてや顔赤くして「タロットは自分の人生だ」などとキーキー喚くヤツなんぞ、ヲチって嘲笑ってイジるのに格好の対象だろうさ。

ああいやだ! こんなつまらん話を長々と言うなんて口が埼玉になるわ!