太陽
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オリジナルで絵を描くなら……
太陽 ― 「真の意志」に手が届くとき
「太陽」のカードは一般的に「成功」とか「幸せ」「満足」を意味します。
瀬野的にも全く異論はありません、その解釈。
もっと丁寧に言うなら、「太陽」って、「今手がけてることが自分的に超ヒット!」「今の状態が幸せ」っていう感じのカードですね。
幸せとか満足とかっていうのは「世界」のカード担当じゃない? と思う人がいると思いますが、たぶん、「世界」が出るときより、この「太陽」が出るときの方が、確実に幸せです。
「世界」は然るべき状態になってることを表してます。
「長い目で見たばそれで正解なんだけど、そのときは不満だ」みたいなときにも「世界」のカードは出るんです。
それに対して、「太陽」が出るときは、そのときのそれは自分の実感としてもすごく幸せで満足というときばかりです。
「太陽」が出るときは、必ずうまくいってて幸せ感がある。
そう言い切っちゃても語弊がない勢いです。
到達、自分だけのゴール
絵的なイメージで行くなら「太陽」って、「星」のカードでは遠い山々の向こうで光っていた目当てのあの光が、今や目の前の塀のすぐ後ろで、でかでかと光っている、そんな感じです。
自分のためだけの目的である「星」を見つけてから、「月」のカードでの周囲との色々だとか自分との根競べを乗り越えて、とうとう目的の「星」の元まで到達した訳ですね。
もうね、「太陽」が出た時は、そのまま喜んでていいと思う。
というか、喜べなんてわざわざ言われなくたって嬉しいはずですが。
自分の「星」を見つけられたこと、そしてその「星」の元まで無事に到達できたこと。
この二つはどっちも簡単なことのように見えて、実はとても難しいんだから。
正直、「太陽」については、あまりに、見たまんまのめでたしめでたしなカード過ぎて、書くことがあまりありません(爆)
そういえば、おとぎ話のおしまいは、大抵この「太陽」って感じがしますよ。
……だけど、タロットは「目的に到達してめでたし」では終わりじゃないんだな。
この後にまだ二枚もカードがありますよ。うーん、深いね!