塔 | Luminareo

塔 ― 「当たり前」という落とし穴

2014-07-04

「塔」のカードは、普通、タロット最凶の凶札ということになってます。
しかし瀬野はその解釈に激しく異議あり!を突き付けたい!

瀬野は「塔」のカード大好きです。デッキの中で3本の指に入るくらい好きです。
そして瀬野の体験では、「塔」はそこまで凶札じゃありません。
……えっと、もちろんそれはカードを受け取る側の姿勢にもよりますよ?

むしろ、瀬野が「こいつマジあかん」と思うのは「吊るされた男」ですね。
瀬野的に「吊るされた男」が出るときというのは、もう首を引っ込めて大人しくする以外に何もしてはいかんような場合が多いです。
「吊るされた男」が出たら、時が過ぎるのをひたすら待つしかない。

それに引きかえ。
「塔」が出るときはできることがあるんです。難しいけどね!

しかも、それができたら人生観が一転して自分の器がでかくなるってときに「塔」は出る。
「塔」を乗りこなしたら、先に待ってるのは「世界」の正位置だっていう、そんな感じ。

なので瀬野的には、「塔」は凶札じゃなくて、「さあ来るぞ、大☆激☆変! 君はこの先生きのこれ!!」という札なんですね。


んじゃあ、なんでそれがタロット最凶の凶札になっちゃうのか? というと、ズバリその大☆激☆変! についていける人があんまいないからです。

なんで大☆激☆変! かというと、「塔」が出るときというのは、自分にとって当然大前提に思ってたことが根本的に間違っているときだからです。

何度でも言うぞ。自分にとって当たり前なことというか、考えるまでもないこと、考えの元になってる土台、あるいは自分の現状認識とかが致命的に間違っているときに「塔」はよく出ます。

「塔」典型例

分かりやすいケースを上げます。
これは実際に瀬野が昔ドツボにハマったケースです。

あなたの職場とかクラスメートとかに、Aさんという人がいたとします。
Aさんは綺麗な人で、どんな人にも親切丁寧で、友人といつも楽しそうに過ごしてます。
そこで「Aさんいいな。仲良くなれたらきっと幸せだな。Aさんと友達になりたいな」と思ったとします。
でもなかなかAさんと仲良くなるチャンスがありません。

そこでAさんと仲良くなれるかどうか、何度かタロットで占いました。
ところがカードを展開すると、相手の状況のところに、なんだか「塔」が好発します。

たぶん、この時やりがちなのは
「あんなステキな人が『塔』だなんて、Aさん何かひどい状況にあるのかな」
という風に、Aさんの状況を心配しちゃうことです。

だがしかし、その後になって判明したことは。
Aさんはあなたのことを「キモイうざいブタ」と初めから決めつけていたのみならず、あなたについて、ないことないこと捏造による悪口を友達たちに吹聴し、それどころか自分の社交性を利用して、普段そんなに仲良くもない人たちにまでわざわざ「あいつ最低だから付き合うな」と根回しをしていた、ということでした。

そして、あなたは、あんなに誰にでも親切で、どんな人とも楽しく気持ちよく過ごしていそうな人が平気で人をキモイ呼ばわりし、平気で理由にもならん理由で他人を決めつけていた、しかもその対象が自分だったことに、どえらい衝撃を受けたのでした。

うん。
真実により雷に撃たれて悲惨なことになってたのは、Aさん本人の状況なんかじゃなく、あなたがAさんに持っていた認識の方だったんですよ。


こういう感じでですねー、とにかく、「塔」は思ってることが真実とは激しく違うときによく出ます。
まさかそんなことだとは思ってもいない、そしてそれを受け入れられないから衝撃を受け、混乱し、破綻するという訳ですね。

でも、そういう、認識と真実の間にある激しい差をきちんと見つけ、受け入れて自分の考えや認識を構築し直せたなら、「塔」が出ても破滅にはなりません。
ならないどころか、「塔」は人間としての経験値が激増するチャンスです。

そんな訳で。
「塔」が出たときは、自分にとっての大前提を一から見直すことをオススメします。
ただし、これがちょっと容易ではない。
人間これが大前提ってことは、疑うどころか意識にも上がらないからです。

上の例だって、「Aさんは他人を選り好みしないはず」と思い込んでいたために、「Aさんから勝手に憎まれてた」という可能性を初めからスルーした訳で。

「いやー、友達なんてそんなもんでしょーw(鼻ホジ)」と思ったそこのあなた、じゃあ「あなたの恋人は、実はあなたのことバカにして見下してる」とか、どうでしょ?
「あの人はそんなことしない!」とかいきなり否定するようなら、五十歩百歩ですぜ。
……人間、考えたくもないこととか受け入れたくもないこととかは特に激しく初めからスルーするもんだ。

おっと話がそれた。

「塔」が出たときの対策

ところで。
「塔」が出た時の乗り越え方として、そういう、自分にとっての大前提や、考えたくないことなどの普段は意識に上がらない認識を、改めて意識するいい方法があります。

一つは「断捨離」です。

瀬野の友人のセラピストさんはタロット一枚引きで「塔」が出た時、クライアントさんにLet's 断捨離!」ってアドバイスをされます。
それを知ったとき「なるほど! そりゃいいや!」って思いました。

当たり前になんとなく持っている持ち物を物理的に整理することで、自分がなんとなく当たり前だと思い込んでいることの見直しも結構出来るんです。

断捨離のついでで、自分が当たり前に思っていることが整理されることで、認識と現実の間にあるであろう激しい差を、破綻が起きる前に潰せる訳ですね。
部屋もキレイになるしね。一石二鳥ですね!


もっとDEEEEEEEPに行きたい人は「今考えたことをそのまままるっと紙に書き出す」のが激しくオススメです。

朝の5分とか通勤時間などでも、とにかく時間を区切って、その間脳裏を横切ったことは、どんな些細なことでも、どんな汚いことでも全て正直にメモ帳なりノートなりに書き下します。

PCやスマホのメモ機能じゃダメ? って聞く人が多分いると思うけど、やってて楽しいとかその方が続けられるなら、紙じゃなくてもいいと思うよ!

とにかく、この脳内ノート書き下しは3ヶ月続けるとモノの見方が変わります。
一年以上続けたら人生観も変わりますよ。ソースは瀬野。


……へ?
もっとお手軽に「塔」をなんとかする方法はないのかって?
うーん、残念ながら、瀬野が知ってる簡単な方法が以上2つなんですよね。ごめんなさい。
それよりもっと簡単に「当たり前」を見直せる方法があったら、ぜひ教えてくださいねー!