カップのエース | Luminareo

カップのエース

カップのエース ― 喜びを感じること

2014-07-13

『水』の要素感情を表す」とはよく言われることですが、改めてカップのカードたちを眺めてみると、カップのスートに描かれている感情って偏ってるよね、と思います。

だって、感情ってのには喜怒哀楽ってもんがあるじゃないですか。
なのに、カップのカードって、悲しんでるか喜んでるかのどっちかって感じ。

カップのカードには、現実逃避とか「感じるのをやめました」みたいなのはあっても、怒り憎しみ苦しさ的な感情を描いてるものは無いんだよね。

「怒り」みたいな感情はワンドのカードの方に見えるし、「苦しさ」「辛さ」みたいな感情はソードのカードの方に見える。


偏ってると言えば、よく解説書で、

10は完成を意味します。
そして各スートの10はその要素の完成した形を表しています。

みたいな解説を見かけるんですけど、じゃあ、どうしてワンドの9、10ソードの9、10がなんであんなやたら辛そうで、カップの9、10ペンタクルの9、10無性に幸せそうなんでしょうか。

4大元素とか言う割に、なんでスートによって、そんな完結したら幸不幸の偏りがあるのか、瀬野には納得がいきません。
こればっかりは、「どのスートでも10は『やり過ぎ』を表す」と平等にバッサリいってるトート版の方が、瀬野には納得がいきます。

ええと、話がズレた。


で、カップのカードがどういう方向に偏ってるか考えてみると、要はカップのスートで全体的に表現されてるのは、感情全体というより「喜び」「満足」に関することばかりじゃないかって思ったです。

カップと水と喜び・満足

そう思ってウェイト大先生の「タロット図解」を読み直してみると、あらやだ、カップのエースの意味のところにはちゃんと「喜び」「満足」が入ってますね、しっかり。


正直、ウェイト大先生の「タロット図解」、実は瀬野、魔女の家BOOKSが1996年に出していた「新・タロット図解」を持ってたんですが、これがあまりに説明投げやり激つまらな過ぎで、すぐ手放してしまいました。

その後瀬野は、ライダー版100周年の記念に出された「タロット公式テキストブック」で、「タロット図解」を買い直したのですが、こっちは「タロット図解」にライダー版全体についての解説がついたもので、ライダー版の資料として実にいい感じです。

……100周年の企画ものとはいえ絶版だなんて勿体ないよ、魔女の家BOOKSさん。

ええと、話がまたズレた。


ところで、ライダー版のカップのエースには、天降るハト(聖霊)とホスチア(ミサのときキリストの肉として頂くパン)が描かれてます。
(あっちの人が見れば、バプテスマのヨハネとか洗礼とかが連想されるはず)

これは正直、魂的な感じがするというか、そうすると、「水」の要素というより「霊」の要素というか、「真の意志」の範疇という感じというか、超個人的にだけど、「水」の要素とは混同させたくないんだよね。


まあ、とにかく、

瀬野としては、カップや「水」の要素は、感情の中でも特に「喜び」とか「満足」とかいうことにもっと焦点を当てることにして、

それで、カップのエース「純粋な『喜び』や『満足』」をメインイメージにしますよ、ってことで。

水と雫と光と花と

そんな訳で、Googleでざっくり「喜び 象徴」を画像検索してみたところ、すごく目立つのがアクアマリンを使ったアクセサリー。

うんうん。いいよね、アクアマリン。「水」の要素って感じが満々だ。
でもアクアマリンをそのまま描いてもイマイチだから、描くとなるとやっぱり水とか雫だよね。
雫がキラキラと光るイメージもいいかもしんない。

雫といっても、涙型となると逆に涙とか雨っていう感じになっちゃうから、ここはもう、丸いしぶきが飛び散るイメージで。
っていう形も、「満足」を連想させていいよね!


ところで、画像検索で次に目についたのが、のモチーフ。

蝶、分からなくはないのですが、蝶は瀬野には別の印象が強いのと、ライダー版でも、蝶はカップではなく、ソードのコートカードに使われてるので、蝶そのものはここでは使いたくない感じ。

じゃあ、なんで喜びに結びついてんのかなとつらつら考えると、まず、ひらひら舞うイメージだからだろうか。
あと、喜びって感じのする蝶は、青い蝶、白い蝶、小さめの蝶って感じだよね。
クロアゲハとかジャコウアゲハみたいのは、喜びとはちょっと違う。

それからなんとなく、花びらってイメージもする。
花びらが舞うというのも、これまたすごく喜びって感じがするね!


光るしぶき蝶の羽根のような花びらが、オーラを纏ったカップの周りを舞い散るイメージ。

そしてもちろん、そのカップは沸き立つような水の中から出現するというか。
カップのエースはそんな感じかな!