鈴木書屋発行「座敷独判断 一名奇術神易」テキスト | Luminareo

鈴木書屋発行「座敷独判断 一名奇術神易」テキスト

鈴木書屋発行「座敷独判断 一名奇術神易」テキスト

2018-12-30

ちょっと前にTwitterのTLで「明治時代の占いの本にジオマンシーがあった」というツイートが流れてきたのですが、シンボルの出し方部分こそオリジナルなものの、内容よく見たら占断の部分以降がそのまま「ナポレオンの運命の書(4桁版)」の和訳だったもんで、もの好きにもテキストに起こしてみますた。
ジオマンシーの占断と見比べてみると面白いかもしれないし、面白くないかもしれないよ。


「ナポレオンの運命の書(Napoleon's Book of Fate)」または「ナポレオンの神託(Napoleon's Oraculum)」とは、ナポレオンが1798年のエジプト遠征で古代遺跡から発見したとされる占いの書物で、「ナポレオンはこの占いを愛用して破竹の勢いで出世を遂げたが、1813年のライプツィヒの戦いでこの書物を紛失してあれよという間に失脚した」というエピソードを添えられて、19世紀前半頃から20世紀初頭にかけ、おそらくは主に英語圏で非常に流布した本です。

ジオマンシーと同じ出し方・同じ形のシンボルで吉凶判定をするものなんですが、上記の4桁のシンボルを使うもの以外に、5桁のシンボルによるバージョンもあります(またリンク先資料の外、ほぼ同じ内容で、かなりたくさんの版があります)。
一見ジオマンシーと同じことやってるように見えますが、この「運命の書」ではシンボルは単に吉凶判定の目次としての役割しかなく、シンボルそのものを意味付けして解釈することは行ってないようです。

しかしこの「運命の書」、…ナポレオンって確かフランス人だと思うんですが、フランス人が読みこなしてドイツで失くしたっていうなら、仏語版か独語版があってもよさそうな気はしません?
タイトルだって「Napoleon's Oraculum」なら、わりとラテン語じゃんね?
なのに、このラテン語っぽいタイトルで探しても英語以外のバージョンがさっぱり引っかからんのですわ。
てな感じなんで、この「ナポレオンの運命の書」、どうやら、ナポレオンの時代には廃れていたジオマンシー(のハウス占断)を元に英語圏で作られ、娯楽本としてえらく流行ったものなんじゃないかと思います。

で、5桁バージョンの「運命の書」は奇術研究家の高木重朗氏(*1930〜†1991)によって「皇帝占運術(1979)」とか「『運命の書』入門(1991)」というタイトルで紹介されてるんですが、…この4桁版、明治28年(1895年)なんて時代に東京の本屋が勝手に訳してたとか流石にこれは誰も気づかんわ。

この文献が関係者に見つかったきっかけは、平成10年2月に国会図書館で行われてた第86回常設展示「占いあれこれ」パンフレットだった訳なんですが、古今東西一切問わず、占いは一般的には迷信だ何だかんだと揶揄されつつも人心を魅了してきたこと、そして占術家とは機会あらば広くは知られぬ占術をほっくり返しては世に問うものであることが伺えて非常におもろいです。


そんなわけで底本は国会図書館デジタルコレクションからです。
ぶっちゃけ著作者の人物や没年が謎ですが、書誌情報の公開範囲に「保護期間満了」と明記されてるんで、NDLの調査ではパブリックドメインであることが確認取れてるんでしょう(もし著者不明の著作物で保護期間が満了かどうか判断できず文化庁長官の裁定によって公開されたものなら「裁定」と書かれる)。
ここは天下のNDLを信じるぞ、信じちゃうぞ。

テキスト化に当たり、旧仮名遣いはそのままにしましたが、旧字体・変体仮名・踊り字は諸々の都合上泣く泣く現代表記に改めました。

鈴木書屋発行「座敷独判断 一名奇術神易」テキスト全文

呑象高島嘉右衛門先生題辞 座敷ひとりはんだん 一名奇術神易

うらないのしかた

  • かためん図1にしてかためん図2ごとせんまいもつうらなふものなり
  • うらなはんとおもふものはしんがつねづねしんかうせるかみほとけを三べんとなりやうはうぢこのせん図3ごとりやうにてにぎりよくよくふりみだきよらかなるぼんうへにまきしんちかせんしたとしじゆんたてならぶべしもしせん或は図4又は図5かくごとならでたるときは女はみぎ男はひだりの方よりおのちかきものよりじゆんにたてにならぶべし
  • たと図6たるときはひだりせんだい一よりだい十六までのうちにて図6をもとむれば第九なり
  • 第九にをいうらなはんとほつするものたとえば「ねがひごと」なればそのうへに「り」とありこの「り」と第九とをおぼほんもんうらかた「り」の部の第九にをいそのなるならぬよしあしとうわかるべし
  • いちにちをなじことがらを二も三うらなふべからずかみほとけおんこころもとことありつつしむべし

占図

(注:ここでは表形式で書き起こしましたが、元の図はこんな感じ(約5M、jpgファイル)です。なぜ円形にしたし)

 ○ 
 ○ 
 ○ 
 ○ 
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第一たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
○ ○
 ○ 
○ ○
 ○ 
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第二たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
 ○ 
○ ○
 ○ 
 ○ 
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第三たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
 ○ 
 ○ 
 ○ 
○ ○
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第四たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
○ ○
○ ○
○ ○
 ○ 
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第五たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
 ○ 
○ ○
 ○ 
○ ○
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第六たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
○ ○
 ○ 
 ○ 
 ○ 
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第七たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
○ ○
○ ○
 ○ 
 ○ 
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第八たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
 ○ 
 ○ 
○ ○
○ ○
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第九たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
 ○ 
 ○ 
○ ○
 ○ 
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第十たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
○ ○
 ○ 
○ ○
○ ○
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第十一たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
 ○ 
○ ○
○ ○
○ ○
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第十二たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
 ○ 
○ ○
○ ○
 ○ 
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第十三たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
○ ○
 ○ 
 ○ 
○ ○
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第十四たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
○ ○
○ ○
 ○ 
○ ○
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第十五たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
ねがひごと(願事)あいじやう(愛情)
もくろみ(目的)ゑんぐみ(縁組)
そんとく(損得)ふうふなか(夫婦仲)
ひきこし(引越)しゆつしやう(出生)
まちびと(待人)びやうにん(病人)
うせもの(失物)つみびと(罪人)
まじはり(交友)けふのよしあし(今日の良悪)
第十六たびだち(旅行)ゆめみ(夢見)

うらかたの部

第一 のぞみごととほからずかなふべし
第二 つらきことがらせまることありつつしむべし
第三 すことはばんていねいにしてつつしむべしまんいちをこたるときはわざわいきたるべし
第四 けいばつのがれがたし
第五 いのちあやふしよくよくくべし
第六 すめむべしすこしくうんわろし
第七 かしこつまむかふべし●をつはかならずすぐれたるひとなり
第八 この人とゑんむすべばおもはぬさいなんくべし
第九 このしんじつにあらずゆゑながたもつべからずざんねんなりともとどまるかたよし
第十 たびだちはあししやむかたきはめてよし
第十一 たがひしんせつつくしてまじはるかたちあり
第十二 うせものがた
第十三 おほよろこびにてきたるべし
第十四 いまところよろてんたくすることあしし
第十五 よきのぞみなりうへの人のたすけをくることあるべし●げんまいあじばい
第十六 うんあししいつしんかみほとけねんすべし

うらかたの部

第一 いまさいはいれどもにんねたまるることあり
第二 しばらねがごとあはすべし
第三 にんめぐみをうくことありよくそのひとしたしむべし
第四 をのれかうをとしいれんとするものありつつしむべし
第五 さるることをぼつかなし
第六 びやうにんきういつしやうるべし
第七 しゆつしやうをとこなりのちのちかならずすぐれたるひととなるべし
第八 このうらかたをたるひとつれあひはかならずひとなり
第九 このゑんだんはなはだよしいつしやうかうふくおほはんじやうすべし
第十 しんじつしんていよりでしにしてたがひなさふか
第十一 うへの人のたすけありてさいはいめぐみとをくることあるべしたびだちおほいによろし
第十二 あくいうめにあざむかるることありようじんをこたることなか
第十三 いちうしなひたるものることあり
第十四 めにさまたげありてまちびときたらず
第十五 いますまするところあんしんなりがたしよくこころもちふべし
第十六 もうなししかこころがけによりてそんもうまぬがるべし●さきものちうせよ

うらかたの部

第一 うへひとまもおほいなるえきたちましんだいおこすべし
第二 うんはなはだよろしかみほとけたすけをふををこたることなか
第三 のぞごとさうたうなればかなふべし
第四 つきあいしんぼくにしてなきしるしなり
第五 こんにちもつとつつしいましむべしかうふのおそれあり
第六 つみのがるることいとおぼつかなし
第七 びやうぜんくわいからはますますすこやかなるべし
第八 まるるはおなにしてのちのち世上のひとけいあいさるべし
第九 ふうまたすぐれたるひとにはあらねどもまずちうぐらゐぶんるべし
第十 このゑんぐみあはかたよろほろぼわざはひおこるべし
第十一 このをもつべしうへたいがいあり
第十二 たびだちはあししきたりのとほりをまもるべし
第十三 したしみふかきともだちたよべし
第十四 せものいでがたし
第十五 びやうめにまちびときたらず
第十六 いますまふるはあしし

うらかたの部

第一 きやうにてさいはいがたけれどもこくづればおほいなるさいはいもうるかたちあり
第二 をもひたちたることこころきなくすべしおほいもうあるべし
第三 かみほとけまもによりていまかうさいはいかわるべし
第四 しいいまのぞみをげんとせばかへつひんきうまねぐのおそれあり
第五 をもふことじやうじゆするまではおほくのさわりあれどもいつしやうけんめいこころけなばかなふべし
第六 そんとくとのわかみちにありよくよくきをつけべし
第七 このたびのがるることをべしちゆうすべし
第八 びやうながくべしぜんくわいすることほとんおぼつかなし
第九 きはめうつくしきなんべしただおどろことあり
第十 ふんべつよろしからずされどもまことのこころきはめてふか
第十一 このゑんぐみすゑとげておほいによろし
第十二 ぶんわろひとしたふかたちあり
第十三 たびだちするもさわりなしただこころくべし
第十四 まことこころなしことばとことたがへり
第十五 いくらかのしんぱいつひとをこらなばのぞみを
第十六 きたるべししばらくまちてみるべし

うらかたの部

第一 まちびときたらず
第二 ぶんしんずるともだちいへすべしばんごとくなるべし
第三 もとむる所しばらくしてらるべし●さうあがるきざしあり
第四 うんよろしからずかみほとけいのりよくつとむべし
第五 ねがところともだちによりはじめてじやうじゆすべし
第六 このゆめおほいにあししよくよくつつしみてよし
第七 かうえきかたにいざなふものありようじんすべし
第八 あかりはたてどものがるゝことむづかし
第九 びやうぜんくわいすべし
第十 たまごとをなむべし
第十一 つれあひもちはうたうなるべしこれがぶんめいわくおよぼすことおほかるべし
第十二 ゑんぐみよろしからずかうきたおほくはわかるることあるべし
第十三 かくしびとほかにありおもかたよし
第十四 たびだちわざわいおこたうぶんあわすべし
第十五 ともとしまじはりてとふとむべきひとなり
第十六 づれどもをそかるべしまたなんきたることあり

うらかたの部

第一 きふにはがたながこころけなばふたたもどことあり
第二 さはりありてきたたることおそしつべからず
第三 ころふればおほいなるさいはいくべし
第四 ばんひかへめにしてせつつべしかならもうとききたるべし●さうあるひらくすることあり
第五 をもところさはりありてきふげがたし
第六 のぞみはたつせんとしてつひたつしがたきかたちあり
第七 さいなんきたしるなりばんつつしみてよし
第八 こんにちうんはなはだわろしをもところひとつげがたし
第九 ゆうのがせいてんはくじつとなるかたちあり
第十 びやうおもくぜんすることかた
第十一 うまれるうつくしきをとこなりさんかろ
第十二 まことのこころありてたかめりたすけとなるべし
第十三 このゑんぐみあらそひごとおこるべしやむかたよし
第十四 こころはることありげがたし
第十五 このたびだちおほいによしかならずさいはひることあるべし
第十六 まここころなしまじはらざるかたよし

うらかたの部

第一 いつしやうがいまじはわりてよきともだちなり
第二 とあきらむべしづればうちにあり
第三 まちびとはおそくきたるべし
第四 うつりたくをもとむることしばらあはすべし
第五 すべてあはかたよしおほし●相場大にへんどうあり
第六 あてげがたししんじんすべし
第七 をもことかならじやうじゆすうたがひなし
第八 ゆめあしくばちかきうちにかへつてよろこびごとありとるべし
第九 さいなんをよこころもちふべし
第十 やうやくのがるるのみ
第十一 びやうかみほとけまもぜんくわいすべし
第十二 おなにしてうまれつきよわかたなり
第十三 つれあひうまれつきしやうじきにしてしんせつなり
第十四 このゑんぐみはあししのちのちあらそおこらん
第十五 このこひをもひのほかなんるのおそれありをもるかたよし
第十六 いづくともさわりなしただかへことあるべし

うらかたの部

第一 たびだちごくよろしばんごとくなるべし
第二 をのれねたにくむあしきともありこころけてそのなんくべし
第三 ものいでがたし穿せんさくすべからずぬすびとにおひせんのたとへあり
第四 つべからずきたることなし
第五 このほかのくにいたらばうんかならひらくべし
第六 いまわざをやめほかわざいとなまばもうべし●手ばなす方よし
第七 のぞごといつさいあはすべしいませつきたらず
第八 なにごとねがとほじやうじゆすべし
第九 つとむべしさいはいとほからずきた
第十 こんにちうんはとりとめなし
第十一 ちかうちゆるさるべし
第十二 びやうぜんすることうたがひなし
第十三 たつしやなるただしさんやうじやうたいせつにすべし
第十四 ないすこしなみかぜたつことあれどもふうなかきはめてむつま
第十五 このゑんすゑげずことにたびたびゑんかはるべし
第十六 げていつはんじやうすべし

うらかたの部

第一 ごころにしてをもひかなふべしただこころやすきにすぎてあらそおこることあり
第二 たびだちにさはりなしといへどももくろみげがたし
第三 しんせつにしてたのみとなるひとなり
第四 しなものとほへだたるしかしおもひのほかなるところよりもどることあり
第五 おほよころびにてきたるべし
第六 このはなれてはよきうんをとりはづしはんじやうせず
第七 うりかいとももうありただししかけてはあしし
第八 いまをもひのままなれどもすゑげかたし
第九 ねがごとはかならずじやうじゆすべし
第十 いかなるゆめひとはなすことなかれしあはせおひおひるにいたるべし
第十一 けねらふひとありこころもちふべし
第十二 つみいたるくらろうちかぢかゆべし
第十三 かみほとけまもによりびやうほりかへつすこやかとならん
第十四 たまごとをなむべし
第十五 らくのできかたふうなりあいじやうもうすきかたなり
第十六 のぞどほりにととのひがたきかたちあり

うらかたの部

第一 こんゐんのちあはせあれどもまたさいはいせつたうらいすべし
第二 をもことかなふすゑげてばんじよろし
第三 いづくへたびだちするもさわりなしおほいはんじやうすべし
第四 まこすくなしほどよくつきあひすべし
第五 ものがたしされどもぬすびととらわれとなるべし
第六 きたることおそし
第七 うつりすべしはんじやうすることうたがひなし
第八 こみどほもうおほかるべし●うりかひともすすみてよし
第九 いままでもくてきへざればみをがたし
第十 いまなにごとじやうじゆがたおもひかへてよし
第十一 ひにこころあしきものありよくくべし
第十二 あまりしんぱいすべからずおひおひかたむかふべし
第十三 ちかうちゆるるべし
第十四 びやうにんしがたしおそらくはいのちなし
第十五 なんなりやすやすうまべし
第十六 ゑんとほしつれあひこといとむづかし

うらかたの部

第一 うつくしきつれあひなかむつま
第二 このゑんととのへどもあらそおこげがたし
第三 をもひのほかはやかなへどものちこころかはることあり
第四 たびだちはあしししあはせまねくことありしばらあはかたよし
第五 このひとしんじつなりばんうちあけて大によし
第六 とうなんありすべてようじんすべし
第七 たかもつきたるべし
第八 たくがへしばらあはすべしさいはいそのきたことありいそぐべからず
第九 すこしのあるべし●ばいややよし
第十 くるしきことかなしきことおそろしきことあひはじめてのぞみをたつすべし
第十一 なににてもこころのままにかなふべし
第十二 たからるかたちあり
第十三 あだへんじてかたとなるべし
第十四 こうりうせられ五六にちなんあるべし
第十五 びやうぜんくわいすべしうれふることなかれ
第十六 おなむべしたださんはおもきかたなりつきらぬことあり

うらかたの部

第一 をとなりそののちりつなるひととなりいつはんじやうすべし
第二 よきつれあひべしそのひとふうにてうまれつきおほいなるこころざしあり
第三 このゑんぐみおほいによしのちのちふうはんじやうきざしなり
第四 ぶんらねどもふかしたひとあり
第五 このたびだちさはりなきのみならずふんもうあるべし
第六 ともだちとはあまりふかまじはらぬかたよろし
第七 せものもどることあり
第八 きたらずきたるともまたかへることるなり
第九 こくいづればねかひごとかならじやうじゆすべし
第十 あまりよくまよときはかへつておほいなるまねくべし●もまづどうやうならん
第十一 あんぐわいにたやすくもうべし
第十二 ねがひごとすみやかにかなふべし
第十三 ゑんだんもうしむものあるしるしなり
第十四 すべてごうよしへいなどふものなし
第十五 あるひとたすによりはうめんせらるべし
第十六 びやうぜんくわいすることかたしされど五六にちぐればしだいになほすことあり

うらかたの部

第一 びやうにんあやふきときのがるることありしんじんすべし
第二 しゆつしやうおななりさんはやすし
第三 よきつれあひあいじやうたがひいにふか
第四 このゑんぐみととのへどもえきおほ
第五 しばらせつのいたるをつべしたがいあいするのじやういよいよふかかるべし
第六 こくづべからずのぞげがたし
第七 たいせつまじはるべししんじつともだちなり
第八 ふんじつものやがてることあり
第九 まちびときたるべし
第十 ゑんごくまばじんとほざくべしわざわいをよぶかたちあり
第十一 はからずたかことあり●ぜんすべりの兆あり
第十二 よきことのきたしるしあり
第十三 かいうんせつちかきにありしばらくてばおほしあはせきたるべし
第十四 いまかなしみへんじてよころびとなるかたちあり
第十五 うんむかはなつぼみごととほからずひらくべし
第十六 つみのがれがたしかくせよ

うらかたの部

第一 せいてんはくじつとなりおほよろこびにてかへきたるべし
第二 びやうぜんくわいおぼつかなしながびくべし
第三 なが寿いきつことありただしゆつさんときようじんすべし
第四 をとなしきつれあひることうたがひなし
第五 このゑんだんうれとなるべししばらあはかたよし
第六 をのれしたふものひとほどふかきものほかになし
第七 あんをんにしてすこしもろうなし
第八 しんじつしんともだちにあらずないないをのれてきなりをそるべしつつしむべし
第九 せたるしなはやづべし
第十 ちてもきたらぬなり
第十一 いへもとたくをかへておほいりつしんすべし●はねかへやう見ゆ
第十二 たうぶんもうることおぼつかなし
第十三 いまろうはなはだしけれどもこのしんのちのちさいはいとかはるべし
第十四 しやうぢきかうべかみやどるといへりさすればいかなるねがひもなふべし
第十五 わざはいありつつしむべしかみほとけしんかうしてよし
第十六 いまたからねどもここちよきことあるべし

うらかたの部

第一 つつしめばさいはいすべし
第二 はやゆるとなることうたがひなし
第三 びやうぜんくわいのちはかへりてなが寿いきすべし
第四 よきおなふたつべしほかなし
第五 つれあひふうなりなかごろすこしくあるべし
第六 ゑんぐみなるべくいそぐべしさいはいあり
第七 しんじつしたひとあり
第八 いまはなたくふることあししものごとらず
第九 ふたがたきよきともるべし
第十 ものふたたびづることなし
第十一 たいびやうにてることかなはず
第十二 すべてこれまでとほりをまもるべし●かしらおもふりあひあり
第十三 かいうんとききたりてふうはんえいあつま
第十四 さいはいおほしとてこころをゆるすべからず
第十五 ねがひごとかなひてこころのままなりをもとほをこなふべし
第十六 つつしむべしだんするときはをもはざるさいなんあるしるなり

うらかたの部

第一 よきゆめなりあはせよし
第二 はなはだわろしつつしむべし
第三 いまかげなれどもならずせいてんはくじつとなりめいぐべし
第四 いちぜんくわいおぼつかなしといへどもかへすことあるべし
第五 せいちやうしてのちにはだかひととなるべし
第六 つれあひめどもうまれつきはなはだよろしからず
第七 このゑんはやさだまりてすゑながさかゆべし
第八 さきにもこころありしゆよくかなふことあるべし
第九 たびだちさはりなしべし
第十 たのもしからぬひとるべし
第十一 うせものはからずることあり
第十二 まちびときたただすこしくごたごたありようじんすべし
第十三 こくづればうんひらくことあり
第十四 ぶんさうおうことなればかならずりてもうべし●じまりの方なるべし
第十五 いまこんきうすれどもすゑにはさかゆべし
第十六 すべていまかたまもるべしみだりにまよふべからず


明治二十八年一月二十五日印刷
仝 年一月二十八日発行

定価金拾銭

版権所有
著者兼発行者 東京市芝区兼房町十二番地 鈴木玄
印刷者 東京市京橋区弓町十三番地 松本義弘
発売所 東京市芝区兼房町十二番地 鈴木書屋

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おまけ・シンボル別の占断まとめ

参考になるかどうかアレですが、ジオマンシー的にはシンボル毎にまとめて何か傾向がありはしないか気になる所ですよね。
てなわけで「うらかた」の占断をシンボル別にまとめなおしてみました。

第一(ヴィア — 道)

願事 のぞみごととほからずかなふべし
目的 いまさいはいれどもにんねたまるることあり
損得 うへひとまもおほいなるえきたちましんだいおこすべし
引越 きやうにてさいはいがたけれどもこくづればおほいなるさいはいもうるかたちあり
待人 まちびときたらず
失物 きふにはがたながこころけなばふたたもどことあり
交友 いつしやうがいまじはわりてよきともだちなり
旅立 たびだちごくよろしばんごとくなるべし
愛情 ごころにしてをもひかなふべしただこころやすきにすぎてあらそおこることあり
縁組 こんゐんのちあはせあれどもまたさいはいせつたうらいすべし
夫婦 うつくしきつれあひなかむつま
出生 をとなりそののちりつなるひととなりいつはんじやうすべし
病人 びやうにんあやふきときのがるることありしんじんすべし
罪人 せいてんはくじつとなりおほよろこびにてかへきたるべし
良悪 つつしめばさいはいすべし
夢見 よきゆめなりあはせよし

第二(アクウィシショ — 獲得)

願事 しばらねがごとあはすべし
目的 うんはなはだよろしかみほとけたすけをふををこたることなか
損得 をもひたちたることこころきなくすべしおほいもうあるべし
引越 ぶんしんずるともだちいへすべしばんごとくなるべし
待人 さはりありてきたたることおそしつべからず
失物 とあきらむべしづればうちにあり
交友 をのれねたにくむあしきともありこころけてそのなんくべし
旅立 たびだちにさはりなしといへどももくろみげがたし
愛情 をもことかなふすゑげてばんじよろし
縁組 このゑんととのへどもあらそおこげがたし
夫婦 よきつれあひべしそのひとふうにてうまれつきおほいなるこころざしあり
出生 しゆつしやうおななりさんはやすし
病人 びやうぜんくわいおぼつかなしながびくべし
罪人 はやゆるとなることうたがひなし
良悪 はなはだわろしつつしむべし
夢見 つらきことがらせまることありつつしむべし

第三(プエラ — 少女)

願事 のぞごとさうたうなればかなふべし
目的 かみほとけまもによりていまかうさいはいかわるべし
損得 もとむる所しばらくしてらるべし●さうあがるきざしあり
引越 ころふればおほいなるさいはいくべし
待人 まちびとはおそくきたるべし
失物 ものいでがたし穿せんさくすべからずぬすびとにおひせんのたとへあり
交友 しんせつにしてたのみとなるひとなり
旅立 いづくへたびだちするもさわりなしおほいはんじやうすべし
愛情 をもひのほかはやかなへどものちこころかはることあり
縁組 このゑんぐみおほいによしのちのちふうはんじやうきざしなり
夫婦 よきつれあひあいじやうたがひいにふか
出生 なが寿いきつことありただしゆつさんときようじんすべし
病人 びやうぜんくわいのちはかへりてなが寿いきすべし
罪人 いまかげなれどもならずせいてんはくじつとなりめいぐべし
良悪 すことはばんていねいにしてつつしむべしまんいちをこたるときはわざわいきたるべし
夢見 にんめぐみをうくことありよくそのひとしたしむべし

第四(カウダ・ドラコニス — 竜の尾)

願事 しいいまのぞみをげんとせばかへつひんきうまねぐのおそれあり
目的 うんよろしからずかみほとけいのりよくつとむべし
損得 ばんひかへめにしてせつつべしかならもうとききたるべし●さうあるひらくすることあり
引越 うつりたくをもとむることしばらあはすべし
待人 つべからずきたることなし
失物 しなものとほへだたるしかしおもひのほかなるところよりもどることあり
交友 まこすくなしほどよくつきあひすべし
旅立 たびだちはあしししあはせまねくことありしばらあはかたよし
愛情 ぶんらねどもふかしたひとあり
縁組 このゑんぐみととのへどもえきおほ
夫婦 をとなしきつれあひることうたがひなし
出生 よきおなふたつべしほかなし
病人 いちぜんくわいおぼつかなしといへどもかへすことあるべし
罪人 けいばつのがれがたし
良悪 をのれかうをとしいれんとするものありつつしむべし
夢見 つきあいしんぼくにしてなきしるしなり

第五(トリスティシャ — 悲しみ)

願事 ねがところともだちによりはじめてじやうじゆすべし
目的 をもところさはりありてきふげがたし
損得 すべてあはかたよしおほし●相場大にへんどうあり
引越 このほかのくにいたらばうんかならひらくべし
待人 おほよころびにてきたるべし
失物 ものがたしされどもぬすびととらわれとなるべし
交友 このひとしんじつなりばんうちあけて大によし
旅立 このたびだちさはりなきのみならずふんもうあるべし
愛情 しばらせつのいたるをつべしたがいあいするのじやういよいよふかかるべし
縁組 このゑんだんうれとなるべししばらあはかたよし
夫婦 つれあひふうなりなかごろすこしくあるべし
出生 せいちやうしてのちにはだかひととなるべし
病人 いのちあやふしよくよくくべし
罪人 さるることをぼつかなし
良悪 こんにちもつとつつしいましむべしかうふのおそれあり
夢見 をもふことじやうじゆするまではおほくのさわりあれどもいつしやうけんめいこころけなばかなふべし

第六(アミッショ — 喪失)

願事 のぞみはたつせんとしてつひたつしがたきかたちあり
目的 あてげがたししんじんすべし
損得 いまわざをやめほかわざいとなまばもうべし●手ばなす方よし
引越 このはなれてはよきうんをとりはづしはんじやうせず
待人 きたることおそし
失物 とうなんありすべてようじんすべし
交友 ともだちとはあまりふかまじはらぬかたよろし
旅立 こくづべからずのぞげがたし
愛情 をのれしたふものひとほどふかきものほかになし
縁組 ゑんぐみなるべくいそぐべしさいはいあり
夫婦 つれあひめどもうまれつきはなはだよろしからず
出生 すめむべしすこしくうんわろし
病人 びやうにんきういつしやうるべし
罪人 つみのがるることいとおぼつかなし
良悪 そんとくとのわかみちにありよくよくきをつけべし
夢見 このゆめおほいにあししよくよくつつしみてよし

第七(カプト・ドラコニス — 竜の頭)

願事 をもことかならじやうじゆすうたがひなし
目的 のぞごといつさいあはすべしいませつきたらず
損得 うりかいとももうありただししかけてはあしし
引越 うつりすべしはんじやうすることうたがひなし
待人 たかもつきたるべし
失物 せものもどることあり
交友 たいせつまじはるべししんじつともだちなり
旅立 あんをんにしてすこしもろうなし
愛情 しんじつしたひとあり
縁組 このゑんはやさだまりてすゑながさかゆべし
夫婦 かしこつまむかふべし●をつはかならずすぐれたるひとなり
出生 しゆつしやうをとこなりのちのちかならずすぐれたるひととなるべし
病人 びやうぜんくわいからはますますすこやかなるべし
罪人 このたびのがるることをべしちゆうすべし
良悪 かうえきかたにいざなふものありようじんすべし
夢見 さいなんきたしるなりばんつつしみてよし

第八(フォーチュナ・メジャー — 大吉)

願事 なにごとねがとほじやうじゆすべし
目的 いまをもひのままなれどもすゑげかたし
損得 こみどほもうおほかるべし●うりかひともすすみてよし
引越 たくがへしばらあはすべしさいはいそのきたことありいそぐべからず
待人 きたらずきたるともまたかへることるなり
失物 ふんじつものやがてることあり
交友 しんじつしんともだちにあらずないないをのれてきなりをそるべしつつしむべし
旅立 いまはなたくふることあししものごとらず
愛情 さきにもこころありしゆよくかなふことあるべし
縁組 この人とゑんむすべばおもはぬさいなんくべし
夫婦 このうらかたをたるひとつれあひはかならずひとなり
出生 まるるはおなにしてのちのち世上のひとけいあいさるべし
病人 びやうながくべしぜんくわいすることほとんおぼつかなし
罪人 あかりはたてどものがるゝことむづかし
良悪 こんにちうんはなはだわろしをもところひとつげがたし
夢見 ゆめあしくばちかきうちにかへつてよろこびごとありとるべし

第九(フォーチュナ・マイナー — 小吉)

願事 ねがごとはかならずじやうじゆすべし
目的 いままでもくてきへざればみをがたし
損得 すこしのあるべし●ばいややよし
引越 こくいづればねかひごとかならじやうじゆすべし
待人 まちびときたるべし
失物 せたるしなはやづべし
交友 ふたがたきよきともるべし
旅立 たびだちさはりなしべし
愛情 このしんじつにあらずゆゑながたもつべからずざんねんなりともとどまるかたよし
縁組 このゑんだんはなはだよしいつしやうかうふくおほはんじやうすべし
夫婦 ふうまたすぐれたるひとにはあらねどもまずちうぐらゐぶんるべし
出生 きはめうつくしきなんべしただおどろことあり
病人 びやうぜんくわいすべし
罪人 ゆうのがせいてんはくじつとなるかたちあり
良悪 さいなんをよこころもちふべし
夢見 つとむべしさいはいとほからずきた

第十(プエル — 少年)

願事 いまなにごとじやうじゆがたおもひかへてよし
目的 くるしきことかなしきことおそろしきことあひはじめてのぞみをたつすべし
損得 あまりよくまよときはかへつておほいなるまねくべし●もまづどうやうならん
引越 ゑんごくまばじんとほざくべしわざわいをよぶかたちあり
待人 ちてもきたらぬなり
失物 ものふたたびづることなし
交友 たのもしからぬひとるべし
旅立 たびだちはあししやむかたきはめてよし
愛情 しんじつしんていよりでしにしてたがひなさふか
縁組 このゑんぐみあはかたよろほろぼわざはひおこるべし
夫婦 ふんべつよろしからずされどもまことのこころきはめてふか
出生 たまごとをなむべし
病人 びやうおもくぜんすることかた
罪人 やうやくのがるるのみ
良悪 こんにちうんはとりとめなし
夢見 いかなるゆめひとはなすことなかれしあはせおひおひるにいたるべし

第十一(ルベウス — 赤)

願事 なににてもこころのままにかなふべし
目的 あんぐわいにたやすくもうべし
損得 はからずたかことあり●ぜんすべりの兆あり
引越 いへもとたくをかへておほいりつしんすべし●はねかへやう見ゆ
待人 たいびやうにてることかなはず
失物 うせものはからずることあり
交友 たがひしんせつつくしてまじはるかたちあり
旅立 うへの人のたすけありてさいはいめぐみとをくることあるべしたびだちおほいによろし
愛情 このをもつべしうへたいがいあり
縁組 このゑんぐみすゑとげておほいによろし
夫婦 つれあひもちはうたうなるべしこれがぶんめいわくおよぼすことおほかるべし
出生 うまれるうつくしきをとこなりさんかろ
病人 びやうかみほとけまもぜんくわいすべし
罪人 ちかうちゆるさるべし
良悪 けねらふひとありこころもちふべし
夢見 ひにこころあしきものありよくくべし

第十二(ラエティーシャ — 喜び)

願事 ねがひごとすみやかにかなふべし
目的 よきことのきたしるしあり
損得 たうぶんもうることおぼつかなし
引越 すべてこれまでとほりをまもるべし●かしらおもふりあひあり
待人 まちびときたただすこしくごたごたありようじんすべし
失物 うせものがた
交友 あくいうめにあざむかるることありようじんをこたることなか
旅立 たびだちはあししきたりのとほりをまもるべし
愛情 ぶんわろひとしたふかたちあり
縁組 ゑんぐみよろしからずかうきたおほくはわかるることあるべし
夫婦 まことのこころありてたかめりたすけとなるべし
出生 おなにしてうまれつきよわかたなり
病人 びやうぜんすることうたがひなし
罪人 つみいたるくらろうちかぢかゆべし
良悪 あまりしんぱいすべからずおひおひかたむかふべし
夢見 たからるかたちあり

第十三(カルサー — 孤独)

願事 かいうんせつちかきにありしばらくてばおほしあはせきたるべし
目的 いまろうはなはだしけれどもこのしんのちのちさいはいとかはるべし
損得 かいうんとききたりてふうはんえいあつま
引越 こくづればうんひらくことあり
待人 おほよろこびにてきたるべし
失物 いちうしなひたるものることあり
交友 したしみふかきともだちたよべし
旅立 たびだちするもさわりなしただこころくべし
愛情 かくしびとほかにありおもかたよし
縁組 このゑんぐみあらそひごとおこるべしやむかたよし
夫婦 つれあひうまれつきしやうじきにしてしんせつなり
出生 たつしやなるただしさんやうじやうたいせつにすべし
病人 かみほとけまもによりびやうほりかへつすこやかとならん
罪人 ちかうちゆるるべし
良悪 あだへんじてかたとなるべし
夢見 ゑんだんもうしむものあるしるしなり

第十四(コンジャンクショ — つながり)

願事 しやうぢきかうべかみやどるといへりさすればいかなるねがひもなふべし
目的 さいはいおほしとてこころをゆるすべからず
損得 ぶんさうおうことなればかならずりてもうべし●じまりの方なるべし
引越 いまところよろてんたくすることあしし
待人 めにさまたげありてまちびときたらず
失物 せものいでがたし
交友 まことこころなしことばとことたがへり
旅立 たびだちわざわいおこたうぶんあわすべし
愛情 こころはることありげがたし
縁組 このゑんぐみはあししのちのちあらそおこらん
夫婦 ないすこしなみかぜたつことあれどもふうなかきはめてむつま
出生 たまごとをなむべし
病人 びやうにんしがたしおそらくはいのちなし
罪人 こうりうせられ五六にちなんあるべし
良悪 すべてごうよしへいなどふものなし
夢見 いまかなしみへんじてよころびとなるかたちあり

第十五(アルブス — 白)

願事 ねがひごとかなひてこころのままなりをもとほをこなふべし
目的 いまこんきうすれどもすゑにはさかゆべし
損得 よきのぞみなりうへの人のたすけをくることあるべし●げんまいあじばい
引越 いますまするところあんしんなりがたしよくこころもちふべし
待人 びやうめにまちびときたらず
失物 いくらかのしんぱいつひとをこらなばのぞみを
交友 ともとしまじはりてとふとむべきひとなり
旅立 このたびだちおほいによしかならずさいはひることあるべし
愛情 このこひをもひのほかなんるのおそれありをもるかたよし
縁組 このゑんすゑげずことにたびたびゑんかはるべし
夫婦 らくのできかたふうなりあいじやうもうすきかたなり
出生 なんなりやすやすうまべし
病人 びやうぜんくわいすべしうれふることなかれ
罪人 あるひとたすによりはうめんせらるべし
良悪 うんむかはなつぼみごととほからずひらくべし
夢見 わざはいありつつしむべしかみほとけしんかうしてよし

第十六(ポプラス — 人々)

願事 すべていまかたまもるべしみだりにまよふべからず
目的 うんあししいつしんかみほとけねんすべし
損得 もうなししかこころがけによりてそんもうまぬがるべし●さきものちうせよ
引越 いますまふるはあしし
待人 きたるべししばらくまちてみるべし
失物 づれどもをそかるべしまたなんきたることあり
交友 まここころなしまじはらざるかたよし
旅立 いづくともさわりなしただかへことあるべし
愛情 げていつはんじやうすべし
縁組 のぞどほりにととのひがたきかたちあり
夫婦 ゑんとほしつれあひこといとむづかし
出生 おなむべしたださんはおもきかたなりつきらぬことあり
病人 びやうぜんくわいすることかたしされど五六にちぐればしだいになほすことあり
罪人 つみのがれがたしかくせよ
良悪 いまたからねどもここちよきことあるべし
夢見 つつしむべしだんするときはをもはざるさいなんあるしるなり


……ぶっちゃけ、一部はジオマンシーのシンボル解釈に通じるものがあるような、そうでいてやっぱり全く関係ないような、そんな感じになってますな。