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アグリッパ「ジオマンシーについて(Of Geomancy)」和訳

アグリッパ「ジオマンシーについて」和訳

魔導書「オカルト哲学・第四書」の英訳書に収録されている、ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ著とされる「ジオマンシーについて(Of Geomancy)」を和訳してみた。


ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ(*1486~†1535)は、16世紀初頭のルネサンス時代にドイツで活躍した神学者というか魔術師で、「オカルト哲学」三部作を書いたことで有名な人です。
この「オカルト哲学」は1531年に出版されたオカルトや魔術の百科事典で、何がすごいって、この本に書かれたことが現代の魔術的なカバラの理論のもとになってるといっても過言じゃないというシロモノです。

で、「オカルト哲学」三部作の出版から30年近く経った1559年に、続編として「オカルト哲学・第四書」が出版されました。ただこの「オカルト哲学・第四書」、アグリッパの没後25年も経ってからの出版であるということと、三部作とは作風も内容も全然違うということで、「あんま詳しくツッコミたくないからほっとくけどたぶん赤の他人がアグリッパの名前を騙って書いたもんだと思うよ」というのが通説です。

そして、今回訳した「Of Geomancy」は、この第四書に掲載されていると説明されることが多いようです。

……ところがですね!
ネット上で補足できる「オカルト哲学・第四書」のラテン語原著これとかこれとか)には、この「Of Geomancy」に当たる部分はありません。
どうもこの「Of Geomancy」、原著は別に存在するのが英訳されて、「オカルト哲学・第四書」英訳書に同時収録されたということらしいのですねん。

んで、「オカルト哲学・第四書」英訳書のファクシミリ(複製)の解説によると、「Of Geomancy」はアグリッパが1526年に書いてフランスのメスに送ったものだと説明されてます。
だけど、瀬野は今のところ「Of Geomancy」のラテン語原著の存在を確認できておらず、この英訳の存在しか知りません。もしラテン語原著をご存知の方いらしたら情報お寄せくださいましたら幸いです!!!
え? お前にラテン語が読めるのかって? 読めるかどうかはわからんですが勉強はしてるんで興味はめっちゃある。

まあしかし、この英訳自体は、ジオマンシーの古典テキストとしてあちこちの魔術系資料サイトで取り上げられてるものなことは確かなんで、割り切って和訳いくよー!


ということで底本は1655年にロンドンで出版された、ロバート・ターナーによる英訳です。
著作権保護期間はきっと満了してると思います。してなかったらこのロバートさん一体何者なのよ。

「ジオマンシーについて」・訳文

原文は誤字とかかなりひどいんですが、そのまま載せます(日本語訳では誤記と思われる記述は修正しました)。
原本の図はあちこち頭ひねりたくなる点が多くて見てると混乱するので、ここではクリーンアップした図を載せます。


Henry Cornelius Agrippa,

Of Geomancy.

ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ

ジオマンシーについて

Geomancy is an Art of Divination, wherby the judgement may be rendred by lot, or destiny, to every question of every thing whatsoever, but the Art hereof consisteth especially in certain points where of certain figures are deducted according to the reason or rule of equality of inequality, likenesse or unlikenesse; which Figures are also reduced to the Coelestiall Figures, assuming their natures and proprieties, according to the course and forms of the Signes and Planets; notwithstanding this in the first place we are to consider, that whereas this kinde of Art can declare or shew forth nothing of verity, unless it shall be radicall in some sublime verture, and this the Authours of this Science have demonstrated to be two-fold: the one whereof consists in Religion and Ceremonies; and therefore they will have the Projectings of the points of this Art to bee made with signes in the Earth, wherefore this Art is appropriated to this Element of Earth, even as Pyromancy to the fire, and Hydromancy to the Element of Water: Then whereas they judged the hand of the Projector or Worker to be most powerfully moved, and directed to the terrestriall spirits; and therefore they first used certaine holy incantations and deprecations, with other rites and observations, provoking and alluring spirits of this nature hereunto.

ジオマンシーとは、ありとあらゆる運命や宿命、全てのことに関する質問について判断できる占術である。
ジオマンシーでは、偶数か奇数か、一致か不一致かの理論と規則で単純化されたシンボルである「点」によって占う。
また、このシンボルはホロスコープに落とし込まれ、各天体やその性質としてみなされ、黄道十二宮や惑星の運行と様子に照らし合わされる。
だがしかし、まず最初に、この類の占術は崇高な美徳が根底になければ何一つ真理を明らかに示すことはできないということを覚えておいてほしい。

そして、ジオマンシーには二つの側面がある。
一つの面は宗教的あるいは儀式的な面である。
ジオマンシーで点を打つのは大地に印を刻むことである。
というのは、火占術が火の、水占術が水のエレメントによるように、ジオマンシーは地のエレメントによって行われるからだ。
そうして大地の精霊に向けられ、強力な力で動かされた占者の手を読み解く。
そのため最初に他の儀式や占いでも使うような聖なる呪文と魔除けの祈りを唱え、神秘の精霊とこの大自然とを呼び起こすのである。

Another power there is that doth direct and rule this Lot or Fortune, which is in the very soule it selfe of the Projector, when he is carried to this work with some great egresse of his owne desire, for this Art hath a natural obedience to the soule it selfe, and of necessity hath efficacy and is moved to that which the soule it self desires, and this way is by far more true and pure; neither matters it where or how these points are projected; therefore this Art hath the same Radix with the Art of Astrologicall Questions: which also can no otherwise bee verified, unlesse with a constant and excessive affection of the Querent himselfe: Now then that wee may proceed to the Praxis of this Art; first it is to be knowne, that all Figures upon which this whole Art is founded are onely sixteen, as in this following Table you shall see noted, with their names.

もう一つの面は、占者自身の魂の内にある運命や幸運に直接働きかけて支配するという面である。
自我の欲望から大きく離れてこの術を行えば、ジオマンシーは己の魂に自然と従うので、必然的に効果のあるものとなり、魂の望むところへと導かれる。
この方法ははるかに真実で純粋である。

どこでどのように点を打っても全く構わない。
だからジオマンシーは占星術の質問(訳注:ホラリー占星術)と根本は同じである。
これもまた質問者自身に変わらぬ強い情熱がなければ有効なものになりえない。

それではジオマンシーの実践に進もう。
最初に覚えることは、ジオマンシーで使われる全部でわずか16個のシンボルである。
次の表に名前と共に掲載する。

Of Geomancy Fig.1
Now we proceed to declare with what Planets these Figures are distributed; for hereupon all the propriety and nature of Figures and the judgement of the whole Art dependeth: Therefore the greater and lesser Fortune are ascribed to the Sun; but the first or greater Fortune is when the Sun is diurnall, and posited in his dignities; the other, or lesser Fortune is when the Sun is nocturnall, or placed in lesse dignities: Via, and Populus (that is, the Way, and People) are referred to the Moone; the first from her beginning and encreasing, the second from her full light and quarter decreasing; Acquisitio, and Laetitia (which is Gaine, Profit; Joy and Gladness) are of Jupiter: But the first hath Jupiter the greater Fortune, the second the lesse, but without detriment: Puella, and Amissio are of Venus; the first fortunate, the other (as it were) retrograde, or combust: Conjunctio and Albus are both Figures of Mercury, and are both good; but the first the more Fortunate: Puer and Rubeus are Figures ascribed to Mars; the first whereof hath Mars benevolent, the second malevolent: Carcer, and Tristitia are both Figures of Saturn, and both evill; but the first of the greater detriment: the Dragons head, and Dragons tayle doe follow their owne natures.

さて、これらのシンボルがどの惑星に割り当てられているかを説明する。
占断はここにあげたシンボルの全ての性質と天体によって左右される。
フォーチュナ・メジャーとフォーチュナ・マイナーは太陽に関連づけられる。前者のフォーチュナ・メジャーは日中の太陽で、品位が良い。後者のフォーチュナ・マイナーは夜の太陽で、品位としては弱い。
ヴィア(道)とポプラス(人々)は月に関連する。前者は新月から満ちていく時期に、後者は満月から欠けていく時期に当たる。
アクウィシショ(獲得、利益)とラエティーシャ(喜び、嬉しさ)は木星である。前者は大きな幸運を象徴する木星である。後者は品位が悪くはないもののそこまでの幸運ではない。
プエラとアミッショは金星である。前者は幸運を意味し、後者はいわば逆行の金星で、逆上を意味している。
コンジャンクショとアルブスはどちらも水星であり、両方とも吉であるが、前者の方がより幸運である。
プエルとルベウスは火星に関連づけられている。前者は情深い火星だが、後者は害悪を及ぼす。
カルサーとトリスティシャはどちらも土星のシンボルであり、どちらも凶兆であるが、前者は特に品位の悪い(訳注:デトリメントの)土星である。
カプト・ドラゴニスとカウダ・ドラゴニスはそれぞれの天体に従う。

And these are the infallible comparisons of the Figures, and from these wee may easily discerne the equality of their signes; therefore the greater and lesser Fortunes have the signes of Leo, which is the House of the Sun: Via and Populus have the signe of Cancer, which is the House of the Moone: Acquisitio hath for his signe Pisces; and Laetitia Sagitary, which are both the Houses of Jupiter: Puella hath the signe of Taurus, and Amissio of Libra, which are the Houses of Venus: Conjunctio hath for its signe Virgo, and Albus the signe Gemini, the Houses of Mercury: Puella and Rubeus have for their signe Scorpio, the House of Mars: Carcer hath the signe Capricorne, and Tristitia Aquary, the Houses of Saturne: The Dragons head and taile are thus divided, the head to Capricorne, and the Dragons taile adhereth to Scorpio; and from hence you may easily obtaine the triplicities of these signs after the manner of the triplicities of the signes of the Zodiak: Puer therefore, both Fortunes, and Laetitia do govern the fiery triplicity; Puella, Conjunctio, Carcer, and the Dragons head the earthly triplicity: Albus, Amitia, and Tristitia, doe make the Airy triplicity: and Via, Populus, and Rubeus, with the Dragons taile, and Acquisitio do rule the watry triplicity, and this order is taken according to the course of manner of the signes.

これらは全く正しいシンボルの対応であり、これによって等価な黄道十二宮のサインが簡単に導き出される。
つまり、フォーチュナ・メジャーとフォーチュナ・マイナーには太陽が支配星である獅子宮が対応する。
ヴィアとポプラスには月が支配星である巨蟹宮が対応する。
アクウィシショは双魚宮に、ラエティーシャは人馬宮に対応するが、どちらも木星が支配星である。
プエラは金牛宮に、アミッショは天秤宮に対応する。これらの支配星は金星である。
コンジャンクショは処女宮、アルブスは双児宮に対応し、これらは水星が支配星である。
プエルとルベウスは天蝎宮に当たり、支配星は火星である。
カルサーには磨羯宮が、トリスティシャには宝瓶宮が当てられる。どちらも土星が支配星である。
カプト・ドラゴニスとカウダ・ドラゴニスは別々で、カプト・ドラゴニスは磨羯宮に、カウダ・ドラゴニスは天蝎宮に割り当てられる。

するとこれらから、黄道十二宮のサインのトリプリシティの区分と同様の方法で、トリプリシティを決めることができる。
つまり
プエル、フォーチュナ・メジャー、フォーチュナ・マイナー、ラエティーシャは火のトリプリシティを、
プエラ、コンジャンクショ、カルサー、カプト・ドラゴニスは地のトリプリシティを、
アルブス、アミッショ、トリスティシャは風のトリプリシティを、
そしてヴィア、ポプラス、ルベウス、カウダ・ドラゴニス、アクウィシショは水のトリプリシティを司る。
この順番は黄道十二宮のサインの順序による方法である。

But if any one will constitute these triplicities according to the nature of the Planets, and Figures themselves, let him observe this Rule, that Fortuna major, Rubeus, Puer, and Amissio doe make the fiery triplicity: Fortune minor, Puella, Laetitia and Conjunctio triplicity of the Ayre: Acquisitio, the Dragons taile, Via, and Populus doe governe the watry triplicity; and the earthly triplicity is ruled by Carcer, Tristitia, Albus, and the Dragons head. And this way is rather to be observed then the first which we have set forth; because it is constituted according to the Rule and manner of the signes.

もし天体の性質やシンボルそのものに基づいてトリプリシティを決めるなら、
フォーチュナ・メジャー、ルベウス、プエル、アミッショが火のトリプリシティに、
フォーチュナ・マイナー、プエラ、ラエティーシャ、コンジャンクショが風のトリプリシティに、
アクウィシショ、カウダ・ドラゴニス、ヴィア、ポプラスが水のトリプリシティに、
カルサー、トリスティシャ、アルブス、カプト・ドラゴニスが地のトリプリシティになる。
この方法はむしろ先にあげた決め方よりも守られるべきものである。
黄道十二宮のサインの規則と方法による決め方だからである。

This order is also far more true and rationall then that which vulgarly is used, which is described after this manner: of the Fiery triplicity are, Cauda, Fortuna minor, Amissio, and Rubeus: of the Airy triplicity are, Acquisitio, Laetitia, Puer, and Conjunctio: of the watry triplicity are, Populus, Via, Albus, and Puella: And Caput, Fortuna major, Carcer, and Tristitia are of the earthly triplicity.

次に説明するのは俗に用いられているもので、これはさらに真実性のある合理的なものである。
火のトリプリシティはカウダ・ドラゴニス、フォーチュナ・マイナー、アミッショ、ルベウス。
風のトリプリシティはアクウィシショ、ラエティーシャ、プエル、コンジャンクショ。
水のトリプリシティはポプラス、ヴィア、アルブス、プエラ。
そしてカプト・ドラゴニス、フォーチュナ・メジャー、カルサー、トリスティシャが地のトリプリシティとなる。

They doe likewise distribute these Figures to the twelve signes of the Zodiak, after this manner, Acquisitio is given to Aries; Fortuna, both major and minor to Taurus; Laetitia to the signe Gemini; Puella and Rubeus to Cancer; Albus is assigned to Leo, Via to Virgo; the Dragons head, and Conjunctio to Libra; Puer is submitted to Scorpio; Tristitia and Amissio are assigned to Sagitary; the Dragons taile to Capricorne; Populus to Aquarius; and Carcer is assigned the signe Pisces.

この場合はシンボルは黄道十二宮のサインに次のように割り当てられる。
アクウィシショは白羊宮、
フォーチュナ・メジャーとフォーチュナ・マイナーはどちらも金牛宮、
ラエティーシャは双児宮、
プエラとルベウスは巨蟹宮、
アルブスは獅子宮、
ヴィアは処女宮、
カプト・ドラゴニスとコンジャンクショは天秤宮、
プエルは天蠍宮、
トリスティシャとアミッショは人馬宮、
カウダ・ドラゴニスは磨羯宮、
ポプラスは宝瓶宮、
カルサーは双魚宮。

And now we come to speake of the manner of projecting or setting downe these Figures, which is thus; that we set downe the points according to their course in four lines, from the right hand towards the left, and this in foure courses: There will therefore result unto us foure Figures made in foure severall lines, according to the even or uneven marking, every severall line; which foure Figures are wont to be called Matres: which doe bring forth the rest, filling up and compleating the whole Figure of Judgement, an example whereof you may see heer following.

そして次に、卜占でシンボルを得る方法について説明する。
右から左へと点を打って、点の列を4つ作る。これを4回繰り返す。
各列の点が偶数個か奇数個かを調べる。
4つの列で1つのシンボルとして、シンボルが4つできる。
こうして得られた4つのシンボルは「母」と呼ばれる。
それから残りのシンボルを埋めて、占断全体の図を完成させる。
例を以下に挙げる。

Of Geomancy Fig.2

(訳注:4の母のヴィアの最後の列が空欄なのは、原著ママ)

Of these foure Matres are also produced foure other secondary Figures, which they call Filia, or Succedents, which are gathered together after this manner; that is to say, by making the foure Matres according to their order, placing them by course one after another * *, then that which shall result out of every line, maketh the Figure of Filia, the order whereof is by discending from the superior points through both mediums to the lowest: as in this example.

4つの母から、「娘」または「サクシーデント」と呼ばれる別の4つの派生シンボルが、次にあげる方法で得られる。
つまり、4つの母を順番に並べ、それぞれの母から段を次々に取り出して配置する。
段ごとに一番上、間の2つ、一番下という順番で並べた結果が「娘」のシンボルとなる。
以下の例の通りである。

Of Geomancy Fig.3
And these 8 Figures do make 8 Houses of Heaven, after this manner, by placing the Figures from the left hand towards the right: as the foure Matres do make the foure first Houses, so the foure Filia doe make the foure following Houses, which are the fift, sixt, seaventh, and eighth: and the rest of the Houses are found after this manner; that is to say, out of the first and second is derived the ninth; out of the third and fourth the tenth; out of the fifth and sixth the eleventh; and out of the seventh and eighth the twelfth: By the combination or joyning together of two Figures according to the rule of the even or uneven number in the remaining points of each Figure. After the same manner there are produced out of the last foure Figures; that is to say, of the ninth, tenth, eleventh, and twelfth, two Figures which they call Coadjutrices, or Testes; out of which two is also one constituted, which is called the Iudex of the whole Figure, or thing Quesited: as appeareth in this example following.

そしてこれらの8つのシンボルは、以下のように左から右に並べることで、天宮図の8つのハウスとなる。
4つの母が最初の4つのハウスとなり、4つの娘が次の4つのハウス、つまり5ハウス、6ハウス、7ハウス、8ハウスとなる。

残りのハウスは次のようにして得られる。
1ハウスと2ハウスから9ハウスが導き出される。3ハウスと4ハウスからは10ハウスが、5ハウスと6ハウスからは11ハウスが、7ハウスと8ハウスからは12ハウスが導き出される。
各シンボルの残った点で、偶数か奇数かの規則によって、2つのシンボルを結合するか足し合わせて導き出す。

そして最後の4つのシンボル、つまり9ハウス、10ハウス、11ハウス、12ハウスから、同じ方法により「助手」あるいは「証人」と呼ばれる2つのシンボルが得られる。

この2つからまたさらにシンボルが1つ得られる。
これは全シンボルの「裁判官」または「質問内容(quesited)」と呼ばれる。
この例では次のようになる。

Of Geomancy Fig.4
And this which we have declared in the common manner observed by Geomancers, which we do not altogether reject neither extoll; therefore this is also to be considered in our judgements: Now therefore I shall give unto you the true Figure of Geomancy, according to the right constitution of Astrologicall reason, which is thus.

以上の我々が述べてきたことは土占術師たちが守ってきた一般的な方法であり、我々はこれを拒絶したり賞賛したりは一切しない。だから我々もまた自分の判断で考察すべきである。
さて、そこで私はあなた方に、占星術理論の正当な体系に基づいた真のジオマンシーの図を教えよう。

As the former Matres does make the foure Angles of an House, the first maketh the first Angle, the second the second Angle, the third maketh the third Angles, and the fourth the fourth Angle; so the four Filiae arising from the Matres, doe constitute the foure succedent Houses; the first maketh the second House, the second the eleventh, the third the eighth, and the fourth maketh the first House: the rest of the Houses, which are Cadents are to be calculated according to the Rule of their triplicity; that is to say, by making the ninth out of the fourth and fifth, and the sixth our of the tenth and second, of the seventh, and eleventh the third, and of the fourth and eighth the twelfth.

先の母は4つのアンギュラーハウスとなる。
1の母は第1アングル(訳注:Asc・1ハウス)、2の母は第2アングル(訳注:MC・10ハウス)、3の母は第3アングル(訳注:Des・7ハウス)、そして4の母は第4アングル(訳注:IC・4ハウス)となる。
そして母から得られた4つの娘は4つのサクシーデントハウスとなる。
1の娘は2ハウス、2の娘は11ハウス、3の娘は8ハウス、4の娘は5ハウスである。
残りのハウスはカデントハウスであるが、これはトリプリシティの規則によって計算される。
つまり、9ハウスは1ハウスと5ハウスから作られる。6ハウスは10ハウスと2ハウスから、7ハウスと11ハウスから3ハウスが、4ハウスと8ハウスから12ハウスが作られる。

And now you have the whole Figure of true judgement constituted according the true and efficatious reasons, whereby I shal shew you how you shall compleat it: the Figure which shall bee in the first House shall give you the signe ascending, which the first Figure sheweth; which being done, you shall attribute their signes to the rest of their Houses, according to the order of the signes; then in every House you shall note the Planets according to the nature of the Figure & then from all these you shall build your judgement according to the signification of the Planets in the signes and Houses wherein they shall be found, and according to their aspects among themselves, and to the place of the querent and thing quesited; and you shall judge according to the natures of the signes ascending in their Houses, and according to the natures and proprieties of the Figures which they have placed in the severall Houses, and according to the commisture of other Figures aspecting them: The Iudex of the Figure which the Geomancers for the most part have made, how it is found in the former Figure.

これで真正で有効な理論に基づいた真の占断図が得られた。それではこれを完成させていこう。
1ハウスに割り当てられた最初のシンボルによって上昇宮(訳注:アセンダント・サイン)が決まる。
そうしたら残りのハウスのサインを黄道十二宮の順番に従って割り当てる。
それから、ハウスごとに割り当てたシンボルに従って天体を読む。
そして、それぞれのサインとハウスでその天体が象徴することや、それらの取るアスペクト、質問者(querent)と質問内容(quesited)の場所といった全てのことから占断を組み立てる。
占断はハウスでの上昇宮の性質や、各ハウスに置かれたシンボルの天体とその性質、そしてアスペクトを取るシンボル同士の関係によって行われる。
ほとんどの土占術師たちが作ってきた裁判官のシンボルは、先に挙げた方法による。

But here we shal give you the secret of the whole Art, to find out the Iudex in the subsequent Figure, which is thus: that you number all the points which are contained in the lines of the projections, and this you shall divide by twelve: and that which remaineth project from the Ascendent by the several Houses, and upon which House there falleth a final unity, that Figure giveth you a competent Judgement of the thing quesited; and this together with the significations of the Judgements aforesaid. But if on either part they shall be equal, or ambiguous, then the Iudex alone shall certified you of the thing quesited. The Example of this Figure is here placed.

しかしここでは私はジオマンシーの奥義として、次の図中から裁判官を得る方法を教えよう。
シンボルを出す際に打った点の数を全て数え、それを12で割る。
その余りの数だけ上昇宮からハウスの順に数えていって、止まったハウスにあるシンボルが最終的な統合シンボルとなる。
そのハウスのシンボルが質問内容について、前記の占断で表されたことと一緒に、有効な占断を与える。
しかしそのどちらもが同じか、または要領を得ていないならば、裁判官だけが質問内容の答えとなる。
例をここに挙げる。

Of Geomancy Fig.5

(訳注:図の中央に「余りは6」と書かれてますが、余りが6というのはどうみても誤りです本当にありがとうごz。)

It remaineth now, that we declare, of what thing and to what House a Question doth appertain. Then, what every Figure doth shew or signifie concerning all Questions in every House.

さて、これで我々が明らかにすべきこととして残っているのは、どの質問がどのハウスに属するかということである。
そこで、それぞれのシンボルが各ハウスでどんな質問に関わるかを提示して説明する。

First therefore we shall handle the significations of the Houses; which are these.

まずハウスの意味することを以下で説明する。

The first House sheweth the person of the Querent, as often as a question shall be proposed concerning himself of his own matters, or any thing appertaining to him. And this House declareth the Judgement of the life, form, state, condition, habit, disposition, form and figure, and of the colour of men.

1ハウスは質問者の人物を表す。しばしば質問者自身に関連する質問や質問者自身の問題、質問者に関わることも提示される。このハウスでは人生、体裁、地位、状態、習慣、気質、姿形、そして主義についての占断が表れる。

The second House containeth the Judgement of substance, riches, poverty, gain and loss, good fortune and evil fortune: and of accidents in substance, as theft, loss or negligence.

2ハウスには財産、富、貧困、獲得と損失、幸運と災難、盗難・損害・過失といった財産の事故についての占断が表れる。

The third House signifieth brethren, sisters, and Collaterals in blood: It judgeth of small journeys, and fidelities of men.

3ハウスは兄弟姉妹といった傍系の親族に関することを表す。ここでは小旅行や人物の忠実さを占断する。

The fourth House signifies fathers and grandfathers, patrimony and inheritance, possessions, buildings, fields, treasure, and things hidden: It giveth also the description of those who want any thing by theft, losing, or negligence.

4ハウスは父親と祖父、世襲財産や継承財産、所有地、畑、財宝、隠されたものを表す。ここではまた盗難や損失、過失によって何かを手に入れようとする人物の描写もなされる。

The fifth House giveth judgement of Legats, Messengers, Rumours, News; of Honour, and of accidents after death: and of Questions that may be propounded concerning women with childe, or creatures pregnant.

5ハウスでは遺言人、メッセンジャー、噂、知らせ、死後の名誉や事故についての占断が表れる。また妊娠中の女性や妊娠している動物についての質問が表れることもある。

The sixth House giveth Judgement of infirmities, and medicines; of familiars and servants; of cattel and domestick animals.

6ハウスは家族や使用人や家畜、ペットなどの病気と、薬に関する占断が表れる。

The seventh House signifies wedlock, whoredom, and fornication; rendreth Judgement of friends, strifes, and controversies; and of matters acted before Judges.

7ハウスは結婚生活、売買春、婚外交渉を意味する。友人、諍い、論争に関することや、占う前に起こした行動についての占断が表れる。

The eighth hath signification of death, and of those things which come by death of Legats, and hereditaments; of the dowry or portion of a wife.

8ハウスは死、遺言人の死によって手に入るものや遺伝、また妻の持参金や分与産のことを表す。

The ninth House sheweth journeys, faith, and constancie; dreams, divine sciences, and Religion.

9ハウスは旅、信仰、貞節についてや、夢、神学、そして宗教について表す。

The tenth House hath signification of Honours, and of Magisterial Offices.

10ハウスは栄光や、権力を持った人物を表す。

The eleventh House signifies friends, and the substance of Princes.

11ハウスは友人や、主君の人物を表す。

The twelfth House signifies enemies, servants, imprisonment, and misfortune, and whatsoever evil can happen besides death and sickness, the Judgements whereof are to be required in the sixth House, and in the eighth.

12ハウスは敵、使用人、投獄、不運、そして死や病気以外で起こりうる全ての悪い出来事を表す。それがどのようなことかを判断するには6ハウスと8ハウスを見る必要がある。

It rests now, that we shew you what every Figure before spoken of signifieth in these places; which we shall now unfold.

残りの解説は、各シンボルがこれらのハウスで何を表すかということである。それを次から展開する。

フォーチュナ・メジャー — 大吉

Fortuna major being found in the first House, giveth long life, and fleeth from the molestation of Diseases: it demonstrateth a man to be noble, magnanimous, of good manners, mean of stature, complexion ruddy, hair curling, and his superiour members greater then his inferiour.

1ハウスのフォーチュナ・メジャーは、長寿で、病気に悩まされることはないことを示す。高貴で、寛大で、礼儀正しく、中肉中背で血色の良い、縮毛の人物を表す。その人物の長所は短所よりもずっと多い。

In the second House, he signifies manifest riches and manifest gain, good fortune, and the gaining of any thing lost or mis-laid; the taking of a thief, and recovery of things stollen.

2ハウスでは、明確な富と誰の目にも明らかな発展、幸運を示す。失われたり取り違えられたものは取り返されることを意味する。泥棒は捕まり、盗まれた物は戻ってくる。

In the third House, he signifies brethren and kinsmen, Nobles, and the persons of good conversation; journeys to be prosperous and gainful with honour: it demonstrateth men to be faithful, and their friendship to be unfeigned.

3ハウスでは、兄弟や親族、立派な人物、そして良い社交関係の人を意味する。順調で恩恵に満ちた旅、人物としては誠実で偽りのない友情をもつ人を示す。

In the fourth House, he represents a father to be noble, and of good reputation, and known to many people: He enlargeth possessions in Cities, increaseth Patrimonies, and discovereth hidden treasures. In this place he likewise signifies theft, and recovers everything lost.

4ハウスでは、立派な父親や、声望があり多くの人々に知られた人物を表す。都市で所有地を広げ、公共財産を充実させ、隠れた財宝を見つけ出す。このハウスでも同様に盗難と、失われたものの回復を意味する。

In the fifth House, he giveth joy by children, and causeth them to attain to great Honours: Embassages he rendereth prosperous; but they are purchased with pains, and prayers: He noteth rumours to be true: he bestoweth publike Honours, and causeth a man to be very famous after death: foresheweth a woman with childe to bring forth a man-childe.

5ハウスでは、子供たちを通して喜びが得られる。子供達は大きな栄誉を受ける。要職を受けて繁栄するが、それは苦痛と嘆願によって得られたものである。噂は真実である。公の名誉を受け、死後にとても有名になる。妊婦は男の子を産む。

In the sixth House, he freeth from diseases; sheweth those that have infirmities shall in a short time recover; signifieth a Physitian to be faithful and honest to administer good Physick, of which there ought to be had no suspicion; houshold-servants and ministers to be faithful: and of animals, he chiefly signifies Horses.

6ハウスにあると、病気から解放される。疾患は短期間で回復する。医師が誠実かつ正直で良い薬を処方することに疑いない。使用人や聖職者たちは誠実である。動物の場合は主に馬を意味する。

In the seventh House, he giveth a wife rich, honest, and of good manners; loving and pleasant: he overcometh strifes and contentions. But if the Question be concerning them, he signifieth the adversaries to be very potent, and great favourites.

7ハウスでは、正直で礼儀正しく裕福な妻や、愛らしく魅力的な妻を意味する。係争や論争に打ち勝つ。しかしそれらに関する質問であれば、敵がとても強力で非常に人気があるという警告となる。

In the eighth House, if a Question be proposed of the death of any one, it signifies he shall live: the kinde of death he sheweth to be good and natural; an honest burial, and honourable Funerals: He foresheweth a wife to have a rich dowry, legacies and inheritance.

8ハウスでは、誰かの生死に関する質問であれば、その人物は生存することを表す。安らかで自然な死に方や誠意のある埋葬と立派な葬儀を意味する。多額の持参金や遺産、相続財産を持つ妻を暗示する。

In the ninth House, he signifies journeys to be prosperous; and by land on horseback, rather than on foot, to be long, and not soon accomplished: He sheweth the return of those that are absent; signified men to be of good faith, and constant in their intentions; and religious; and that never change or alter their faith; Dreams he presageth to be true; signifieth true and perfect Sciences.

9ハウスでは、順調な旅を意味する。徒歩というよりも馬で行く、長い期間かかる旅で、すぐに終わるものではない。尋ね人は戻ってくる。誠実で心変わりをしない、信心深い、決して信念を変えたり改めたりしない人物を表す。予知夢は真実である。真実で完璧な科学を表す。

In the tenth House, he foresheweth great Honours, bestoweth publike Offices, Magistracie, and Judgements; and honours in the Courts of Princes: signifieth Judges to be just, and not corrupted with gifts: bringeth a Cause to be easily and soon expedited: sheweth Victory to be certain: signifieth a mother to be noble, and of long life.

10ハウスでは、公官庁や執政官、裁判、あるいは君主たちの宮廷で栄誉が与えられることを暗示する。裁判官は公正で、収賄で腐敗していないことを意味する。結果は容易かつ迅速に出る。確実な勝利を表す。立派で長寿な母親を意味する。

In the eleventh house, he signifies true friends, and profitable; a Prince rich and liberal; maketh a man fortunate, and beloved of his Prince.

11ハウスでは、誠実で有益な友人や、裕福で革新的な主君を意味する。幸運をもたらし、主君から愛される。

In the twelfth House, if a Question be proposed of the quality of enemies, it demonstrateth them to be potent and noble, and hardly to be resisted: But if a Question shall be concerning any other condition or respect to the enemies, he will deliver from their treacheries. It signifieth faithful servants; reduceth fugitives; hath signification of animals, as horses, lions, and bulls; freeth from imprisonments; and eminent dangers he either mitigateth or taketh away.

12ハウスでは、敵の優越を問う質問には、相手が力を持った貴族であり抵抗は難しいことを示唆する。しかしそれ以外の敵の状態や詳細に関する質問なら、彼らの悪意から逃れられることを示す。忠実な使用人を意味する。逃げ出すものは少ない。動物であれば馬、ライオン、雄牛などを意味する。投獄されたものは解放される。目立った危険は取り除かれるか緩和される。

フォーチュナ・マイナー — 小吉

Fortuna minor in the first house, giveth long life, but incumbred with divers molestations and sicknesses: it signifieth a person of short stature, a lean body, having a mold or mark in his forehead or right eye.

1ハウスにあるフォーチュナ・マイナーは、寿命は長いが、いろいろな妨害や病気に苦しめられることを示す。身長が低く、やせた体で、額か右目にいぼやシミがある人物を意味する。

In the second House, he signifies substance, and that to be consumed with too much prodigality: hideth a thief; and a thing stoln is scarcely to be recovered, but with great labour.

2ハウスでは、資産を意味するが、度を超えた浪費で使い果たされることを意味する。泥棒が隠れており、盗まれた物は多大な労力を払ってもほとんど戻ってこない。

In the third House, he causeth discord amongst brethren and kinsfolks; threatneth danger to be in a journey, but escapeth it: rendreth men to be of good faith, but of close and hidden mindes.

3ハウスでは、兄弟や親族の間で不和が起こることを意味する。旅行で危険に脅かされるが、逃れられる。誠意を持ってはいるが本心を閉ざして隠している人々を表す。

In the fourth House, he prejudiceth Patrimonies and Inheritances; concealeth treasures; and things lost cannot be regained, but with great difficulty: He signifieth a father to be honest, but a spender of his estate through prodigality, leaving small portions to his children.

4ハウスでは、家督や相続財産の権利が害される。宝物は隠される。失われたものは取り返すことができず大きな困難が伴う。誠実な父親を意味するが、放蕩で財産を浪費するので、子供たちにはわずかな財産しか残さない。

Fortuna minor in the fifth House giveth few children; a woman with childe he signifies shall have a woman-childe; signifies Embassages to be honourable, but little profitable; raiseth to mean honours; giveth a good fame after death, but not much divulged; nor of lasting memory.

5ハウスにフォーチュナ・マイナーがあると、子供はあまり授からない。妊婦は女の子を生む。名誉ある立場に任命されるが利益はほとんどない。卑しい地位に就く。死後に名声をあげるが、有名にはなれないか、永続的には記憶されない。

In the sixth House, he signifies diseases, both Sanguine and Cholerick; sheweth the sick person to be in great danger, but shall recover: signifies faithful servants, but slothful and unprofitable: And the same of other animals.

6ハウスでは、多血質と胆汁質の両方の病気を示す。大きな危険にさらされた病人を示すが、彼は回復する。忠実な使用人を意味するが、怠惰で無能である。動物も同様である。

In the seventh House, he giveth a wife of a good progenie descended; but you shall be incumbred with many troubles with her: causeth love to be anxious & unconstant: prolongeth contentions, and maketh ones adversary to circumvent him with many cavillations; but in process of time he giveth victory.

7ハウスでは、良い血筋の妻を意味する。だが彼女とはいくつもの困難に悩まされる。愛情は不安定でうつろいやすい。係争は長引き、敵対者からは揚げ足取りを散々されて出し抜かれるが、時間がたてば勝利を得られる。

In the eighth House, he sheweth the kind of death to be good and honest; but obscure, or in a strange place, or pilgrimage: discovereth Legacies and Possessions; but to be obtained with suit and difficulty: denoteth Funerals and Buryings to be obscure; the portion of a wife to be hardly gotten, but easily spent.

8ハウスでは、まとも良い死に方ではあるが、場所が不明か、見知らぬ場所、または巡礼地で亡くなることを示す。遺産と財産が明らかになるが、訴訟と困難を経ないと取得できない。葬儀や埋葬の詳細が分からないことを示す。妻からの財産はほとんど得られないか、すぐ消費される。

In the ninth House, he maketh journeys to be dangerous; and a party absent slowly to return: causeth men to be occupied in offices of Religion: sheweth Sciences to be unaccomplished; but keepeth constancy in faith and Religion.

9ハウスでは、危険な旅を意味する。そして不在の人々は戻ってくるまでに時間がかかる。宗教に関わる仕事に就く。学問は修了できないが、たゆまぬ信仰と宗教を持ち続ける。

In the tenth House, he signifieth Kings and Princes to be potent; but to gain their power with war and violence: banished men he sheweth shall soon return: it likewise discovereth Honors, great Offices and benefits; but for which you shall continually labour and strive, and wherein you shall have no stable continuance: A Judge shall not favour you: Suits and contentions he prolongeth: A father and mother he sheweth shall soon die, and always to be affected with many diseases.

10ハウスでは、王や主君が有力であることを意味する。しかしその権力は戦争と暴力によって得たものである。追放された人々はすぐに復帰し、名誉や役職、利益も同様に回復できるが、そのためには絶えず苦労と紛争をせねばならず、そのために戦い続けることが難しい。裁判官は味方にならない。訴訟と争いは長引く。父と母は間もなく死ぬか、絶えずいくつもの病に悩まされることを示す。

In the eleventh House, he maketh many friends; but such as are poor and unprofitable, and not able to relieve thy necessities: it ingratiates you with Princes, and giveth great hopes, but small gains; neither long to continue in any benefice or offices bestowed by a Prince.

11ハウスでは、たくさんの友達ができるが、彼らは貧しく無益で、要求を満たすことはできないことを示す。主君に気に入られ、大きな期待を持つが、得られるものは少ない。主君に与えられた利益や役職は長くは続かない。

In the twelfth House, he sheweth enemies to be crafty, subtil, and fraudulent, and studying to circumvent you with many secret factions: signifies one in prison to be long detained, but at length to be delivered: Animals he sheweth to be unfruitful, and servants unprofitable; and the changes of fortune to be frequent, from good to evil, and from bad to good.

12ハウスでは、敵が狡猾で隠れていて詐欺的であり、秘密裏に派閥を作って出し抜こうと尽力していることを示す。長いこと拘留された囚人はようやく引き渡される。動物は子供を産まず、使用人は無能である。運命は幸から不幸へ、不幸から幸へと頻繁に変化する。


(この間は翻訳中です。おいおい追加します)


カプト・ドラゴニス — 竜の頭

Caput Draconis in the first House augmenteth life and fortune.

カプト・ドラゴニスが1ハウスにあると長寿と幸運を表す。

In the second House he increaseth riches and substance; saveth and concealeth a theef; and signifies treasure to be hid.

2ハウスにあると富と財産に恵まれるが、守られ匿われた泥棒がいることや、隠された宝を意味する。

In the third House Caput Draconis giveth many brethren; causeth journeys, kinsmen, and good faith and credit.

3ハウスにあるカプト・ドラゴニスは多くの兄弟を表し、旅行、親戚、誠意や信用を生み出す。

In the fourth House he giveth wealthy inheritances; causeth the Father to attain to old age.

4ハウスでは、豊かな相続財産を表す。年老いた父親を暗示する。

In the fifth House Caput Draconis giveth many children; signifies women with child to bring forth women-children; and oftentimes to have twins; it sheweth great honours and fame; and signifies new and rumours to be true.

5ハウスのカプト・ドラゴニスは子供がたくさんできることを表し、女の子を産む妊婦を意味する。しばしば双子を授かることも暗示する。また大きな栄誉と名声を表し、ニュースや噂が真実であることを意味する。

Caput Draconis is the sixth House increaseth sicknesses and diseases; signifieth the Physitian to be learned; and giveth very many servants and chattel.

6ハウスのカプト・ドラゴニスは不健康や病気が重くなることを示唆する。勉強中の医師を意味する。非常にたくさんの使用人と家財を表す。

In the seventh House he signifieth a man shall have many wives; multiplies and stirreth up many adversaries and suits.

7ハウスでは多くの妻を持つことを意味する。多くの敵や訴訟を増やして焚きつける。

In the eight House he sheweth the death to be certain, increaseth Legacies and inheritances, and giveth a good portion with a wife.

8ハウスにあると死を明示する。たくさんの遺産や相続財産があることや、よい財産を持った妻を示す。

In the ninth House Caput Draconis signifies many journeys, many Sciences, and good Religion; and sheweth that those that are absent shall soon return.

9ハウスのカプト・ドラゴニスは多くの旅、多くの学問、良い宗教を意味する。尋ね人はすぐ帰ってくることを示す。

In the tenth House he signifies glorious Princes, great and magnificent Judges, great Offices, and gainful Magistracy.

10ハウスでは、栄光ある君主、偉大で力のある裁判官、要職、有能な執政官を意味する。

In the eleventh House he causeth many friends, and to be beloved of all men.

11ハウスにあると、たくさんの友人に囲まれ、すべての人から愛されることを表す。

In the twelfth House Caput Draconis signifieth men to have many enemies, and many women; detaineth the imprisoner, and evilly punisheth them.

12ハウスのカプト・ドラゴニスは多くの敵と多くの女性を表す。投獄されたものは拘留され、苛烈な刑罰を下されることを示す。

カウダ・ドラゴニス — 竜の尾

Cauda Draconis, in all and singular the respective Houses aforesaid, giveth the contrary judgement to Caput. And these are the natures of the figures of Geomancy, and their judgements, in all and singular their Houses, upon all maner of Questions to be propounded, of or concerning any matter or thing whatsoever.

カウダ・ドラゴニスは前述のそれぞれの全てのハウスで、カプト・ドラゴニスとは反対の占断となる。どのハウスであっても、どう問われた質問であっても、どのような物事についてでも、それがジオマンシーとその占断においてこのシンボルが持つ性質である。

But now in the maner of proceeding to judgement, this you are especially to observe; That whensoever any Question shall be proposed to you, which is contained in any of the Houses, that you shall not onely answer thereunto by the figure contained in such a House; but beholding and diligently respecting all the figures, and the Iudex itself in two Houses, you shall ground the face of judgement. You shall therefore consider the figure of the thing quesited or enquired after, if he shall multiply himself by the other places of the figures, that you may cause them also to be partakers in your judgement: as for example, if a Question shall be propounded of the second House concerning a theef, and the figure of the second House shall be found in the sixth, it declareth the theef to be some of ones own houshold or servants: and after this maner shall you judge and consider of the rest; for this whole Art consisteth in the Commixtures of the figures, and the natures thereof; which whosoever doth rightly practice, he shall alwaies declare most true and certain judgements upon every particular thing whatsoever.

占断の方法について、どれかのハウスに当たる質問を尋ねられたとしても、常にそのハウスのシンボルだけで答えるべきではないということは特に覚えておいてほしい。
全てのシンボルと、2つのハウスにある裁判官のシンボルをよく見て、念入りに考察して占断を確定させなくてはならない。
質問内容や質問対象に関するシンボルと同じものが、別の場所にも現れているなら、それを判断に加えるよう注意すべきである。
例えば、2ハウスで泥棒に関する質問が示され、2ハウスのシンボルが6ハウスにあるならば、その泥棒は自分の家族か使用人の中の誰かということを表す。
残りのシンボルも同様に判断して考察する。
ジオマンシーはシンボルと天体の混合から成り立っており、正しく練習すれば誰でもあらゆることについて正しく確実に占断を行えるのである。